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学校長メッセージ

 

 

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中高一貫部校長
水上 茂

多様性を重んじる思いやりの心を育む


 昨年創立95年を迎えた本校は、創設者島田依史子が掲げた「誠実・勤勉・仁愛」の校訓のもと社会に貢献する人材を輩出することを目標にしてまいりました。こんにちの共生社会においても、校訓の精神が、誰にでも求められる資質であることに変わりありません。本校では、生徒一人ひとりが、時代の要請に応えられること、普遍的・伝統的なものにも価値を見出せることなど、単に数字では表すことの出来ないことを大切にしてまいります。
 グローバル化の名の下に目まぐるしく環境が変化する中、現代の社会では戦後75年過ぎた今も様々な問題が山積しております。次の世代を生きる子供達には、問題を提起し、その問題にどのように取り組み、それを解決し、どのように世界に示していけるかが問われています。このような時代の動向を踏まえながら、本校では3つのコースを設け、教育活動を展開しております。この取り組みは、文部科学省より「ス-パーサイエンスハイスクール(SSH)」(2012~2017)、「スーパーグローバルハイスクール(SGH)アソシエイト」(2015~2020)の両指定という形に結実いたしました。指定期間中に展開してきた探究型学習活動のスタイルは、課題解決型の思考様式を育成するための手法としてこれからも継続的に発展させてまいります。
 来る2021年度からは、国際バカロレア認定校であるインターナショナルスクールとの教育連携が本格的に始まります。グローバル化が進み、多様性への寛容さが求められる社会に貢献できる生徒を育てるべく、連携教育活動を推進してまいります。
 今後とも中高6年間の様々な取り組みを通し、一人ひとりの個性を大切に多様性を重んじる思いやりの心を育み、それをすべての基として「思考・判断・表現」できる生徒を世に送り出したいと考えております。

 

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高等部校長
清水 直樹

21世紀の指針「BUNKYO100」


 今の教育を取り巻く状況を見ますと、まさに教育の大変革期といっても過言ではありません。何が変わるのか。何を変えなければならないのか。詰め込みの知識教育からの変換。思考力、判断力、表現力を身につけること。さらに英語では、リーディング、リスニングに加えてライティング、スピーキングの四技能を向上させること。それに対応していくための授業改革。
 では、なぜ今教育改革なのか。授業改革なのか。これは現在進行している21世紀社会の様子を見れば一目瞭然です。グローバル化の大波。例えば国内の外国人労働者の数という一つの視点で見てみると、2002年に23万人であったのが15年後の2017年には128万人に、今では150万人に増加していると伝えられています。日本企業の約3割が外国人留学生を採用しており、その傾向は年々高まっています。
 自分が望まなくとも、皆さんが生きていくフィールドは、もはや日本国内にとどまらず、世界へと広がっていくはずです。次に科学の進歩。もちろんAI人工知能の驚異的な進歩。これからの私たちはAIとの闘いなのか、それとも共存なのか。AIにはできない人間としての強みは何なのか。その答えを、導き出していかなければなりません。そして、そんな大きな変化の中での、人生100年時代。社会での女性活躍への期待がますます高まっています。その中で、皆さんは何をめざして何に取り組んでいくのか。
 そのための指針として、昨年の創立95周年の式典で「BUNKYO100」という学校目標を発表しました。人生100年時代のこの21世紀を生きる皆さんが、これからの100年先の社会作りをめざして、どんな人材として世の中に出て行く必要があるのか、そのためにはどんな力を身につける必要があるのか。
 次の4つの目標に取り組んでいきます。

 ・自立した学習者の育成。
 ・世界標準の学力と人間力。
 ・日本型教育の継承と発信。
 ・人生100年時代の永久サポート校。

 まずは自立した学習者の育成。核になるプログラムは探究活動です。身につける力は、課題発見力、仮説検証力、論理的思考力、そしてプレゼンテーション力です。そしてその探究活動を支えるICTスキル。遅ればせながら、やっと全校においてWi-Fi環境が整い、一人一台タブレットの環境を実現できそうです。このICT環境は、新たな学びの舞台を創造してくれます。何より自分の意思でどんどん取り組んでいくことを可能にします。極端な話をすれば、先に進んで英語をいくらでも学ぶこともでき、高1で数Ⅲまでを完了することもできます。苦手分野を繰り返し、繰り返し学び直すこともできます。21世紀社会での自立にはICTスキルの向上は必須となります。
 次に世界標準の学力と人間力。21世紀を生きる皆さんの舞台はまちがいなく世界です。自分の大きな武器としての英語力。高3までに最低でもCEFR(セファール)のB1以上つまり英検でいうと2級以上の英語力を身につける。これが大きな目標となります。そのために日常的に英語を使っていく環境作りとして、昨年、インターナショナルスクールと教育提携しました。この教育提携校は全て英語で教育を展開しており、さらにはIB(国際バカロレア)校でもあります。来年度の令和3年9月に現在の進学棟に移ってくる予定であり、お互いに刺激し合いながら、教育を進めていく予定です。皆さんには、この環境を活かしながら、英語力と共に世界市民となるための多様性をぜひ高めていってほしいと期待しています。現在認可申請中ですので、具体的な学校名は公表しておりませんが、正式決定しましたらすぐにお知らせいたします。
 そして日本型教育の継承と発信。今世界では、日本型教育の価値が高く評価されています。日々の生活場面での礼儀やマナー、ルールを守るという規範意識、そして毎日の清掃活動、放課後の部活動。すべてが力になるはずです。品位、規律、尊重、情熱。与えてくれるものは多様です。ただ単に取り組むだけではなく、この活動を通して、どのような人間になれるのかを明確にして、今まで以上にしっかりと取り組んでほしいと思います。
 最後に人生100年時代の永久サポート校。創立96年目の歴史ある私立学校の責務として、卒業生としっかりとつながっていきます。母校として卒業生のキャリアを生涯にわたって応援していきたい。その中で、本年度も、社会でがんばる卒業生と在校生である皆さんとをつなげていく機会を多く作りだし、皆さんが、将来、社会でがんばる自分をイメージしながら、高校時代に何をするべきかを考えてほしいと思います。
 本校は本年度で創立96年目となります。創立者島田依史子先生が掲げた「自立と共生」の建学の精神を基礎としながら、この「BUNKYO100」を日々の教育活動に具現化していくために、教職員一同、皆さん一人ひとりに寄り添い、積極的に働きかけ、多様な学びの機会を提供してまいります。

 今、世界中が、新型コロナウイルスの感染拡大で誰もが予測し得なかったほどの大きな影響を受けています。本校も3月より休校としており、多くの学校で今もその状況が続いていると思います。
その中で、今私たちががんばること。
「Stay Home」自分を守り、家族を守ること。そのためのがまんを続けること。
「Self-management」一日一日の自分の時間を自分で決めるということ。自分で考え自分で実行していくとても良い機会であり、今が自分をさらに成長させてくれるステージだと前向きに捉えていくこと。
今は、がまんの時です。私たち一人一人のがまんと自己管理、そして世界のサイエンスが必ずこの事態を収束させてくれると信じています。

 

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