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科学探究プログラム

Jr.SSH in 妙高

08月

10日

2015

Jr.SSH in 妙高報告(8月7日~8月10日の4日間開催)

文京学院大学女子中学校の科学体験教室校外活動版は「Jr.SSH in 妙高」です。夏の暑い時期こそ涼しい高原へ行こう!そしてただ旅行するだけでは物足りない文京学院のリケジョたちに科学体験の嵐を浴びせようと企画したものが、この形として生み出されたのが、このJr.SSH in 妙高なのです。本企画は分類で言うとサイエンスキャンプにあたり、新潟県妙高高原にある国立妙高青少年自然の家に宿泊、3泊4日の日程で毎年実施しています。写真は、妙高山を背景に、毎朝行われる「朝のつどい」の風景です。

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この「朝のつどい」は自然の家独自の企画で、宿泊者同士が紹介され、その日の活動に勢いをつけるためラジオ体操で体を起こします。全日程を通して生徒たちは新潟県の妙高高原の自然を相手に科学の目で研究活動を展開することができました。さて、今年の研究の第一テーマは妙高山の温泉。その温泉を生み出す妙高山は、典型的な二重式火山であり、赤倉山(2141m)、三田原山(2360m)、大倉山(2171m)、三ツ峰(1970m)、前山(1932m)、神奈山(1909m)といった外輪山が中央の妙高山(2454m)をぐるりと綺麗に取り囲んでいます。

 

妙高山のような二重式火山とは、一つの山ができた後、その山頂が新たな噴火で吹き飛ばされ、その中央に再びその中央に新しい山が形成されたもので、地質学的に2世代の山が存在する火山です。この特徴により、ふもとにある温泉はすぐ隣でも泉質が異なり、車で15分と離れていない場所にある温泉と全く違う色をしていることもあります。自然の家近くにある関温泉と燕温泉などは、見た目にそのお湯の色が赤と白の差がハッキリした温泉です。

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調査した関温泉は、鉄を多く含み、その色はさびの赤(写真左)。冬の雪を溶かすため温泉を流し続けた駐車場の地面はまさにさび色です(写真右)。

 

 

 

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そしてそのすぐ隣(車で15分程度)の燕温泉はカルシウムやナトリウムを成分とし、その色はとても濃い白色をしていました(写真左)。生徒たちは調査の一環として、この温泉でできた足湯に浸かりながら湯の花観察もすることができました(写真右)。

 

 
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そして夜は天体観測。

この日は、午後8時近くに雲が晴れ、流れ星を3回観測するなど、都会では見られない星たちを多数見ることができました。流れ星以外にも、土星の環や夏の大3角形など有名な星座を多数観測することができました。

 

 

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宿泊施設である国立妙高青少年自然の家には、天体望遠鏡だけでなく、顕微鏡や火山学習用の機器など多数の学習支援設備が常設されるとともに、学習支援にあたるスタッフの方々が、専門知識を有する研究経験者なので、妙高山を中心とした非常に専門性の高い学習活動が成り立つのです。今後も本校はこの体験型の独自科学プログラムをより良いものに発展させ、中学生たちの素晴らしい実践の場として発展させてゆきたいと考えています。
この場には、掲載しきれない源流体験や両生類研究など、「Jr.SSH in 妙高」の研究成果発表は、9月26日・27日開催の学園祭において公開予定です。

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