SSH

ホーム > 募集中の活動のご案内 > 科学探究科目 授業公開のお知らせ

科学探究プログラム

科学探究科目 授業公開のお知らせ

05月

11日

2019

本校は、平成24年度から29年度までの6年間、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校として、探究的な学習に関するカリキュラム開発に取り組んできました。 現在実施している科学探究活動を見ていただくために、年間を通して授業公開を行います。

【科学探究科目】
本校では、科学の探求に必要な基本学力として、①問題発見力、②仮説・思考力、③実験・分析力、④国際コミュニケーション力の4項目を設定しました。 高校1年を、生徒による探究活動の動機づけ過程と位置づけて、以下の取り組みを行うために、SSHの取り組みを基に「科学探究科目」という独自カリキュラムを開発・実践しています。

①日常的な生活や学習の中で、科学に関する”気づきの体験”を重視し、科学への「興味の口火」を点火する。
②科学に対する好奇心とやる気を持って理系進学を目指す生徒層の拡充を図り、裾野の広く厚い理系人材の育成を目指す。

『科学探究科目』では、「課題研究」についてその基本から丁寧に取り組みます。

tankyu.png

「課題研究」は、科学探究の取り組みの主軸として実践的に行われる探究活動のことで、文部科学省が示す”次期学習指導要領”でも重視されています。本校でも、高校1〜3年にわたって、生徒自らが”問い”に対して、”仮説”を立てて論理的に探究活動を実践する時間をカリキュラムに位置づけています。 高大接続改革の流れに沿った、新しい大学入学共通テストでも、課題研究を通した探究スキルの習得・活用がポイントになる見られています。 本校の科学探究活動では、生徒自身の論理的思考に基づいた主体的・協働的な深い学びが実践され、社会での活躍に必須とされる学力(思考力・判断力・表現力)に対して高い教育効果が期待されます。

 

高校1年に設定した科学探究科目のうち、毎週土曜日の3・4時間目に実施している「学際数理探究」を授業公開します。
見学希望の方は、以下の内容やスケジュールをご確認のうえ、ご希望の日の見学予約申込をお願いします。

パソコンからの申込はこちらから。

スマートフォンからの申込はこちらから。

 

「学際数理探究」

「研究」とは何か、「探究活動」とはどのような活動をするのか、について、理数キャリアコース高校1年生の生徒全員が受ける授業です。 生徒同士の主体的・対話的な探究活動を重視して、「明確な答えのない課題を探究する」ために必要な科学知、研究活動に対する基本姿勢や探究スキルについて、実践的に習得させていきます。
入学直後から高校1年生がクラス全員で取り組む科目なので、まず「課題に対する視野を広げること」を大切にしています。 学習課題ごとに発表する機会を頻繁に設定しながら、「課題解決型学習」により研究に必要なスキルについて段階を追って習得できるようにしてあります。 また、研究の到達点を意識した研究計画を立てられるようになることを目指して、生徒一人ひとりが取り組んでいく研究の精度を高めるための活動を多く取り入れてあります。

授業内容:学習課題には「エッグドロップ」「濡れたタオルが乾く」というような身近な事象を扱って、生徒自身が「卵が落ちる」という物理現象での衝撃吸収の工夫や、「乾く」という事象のメカニズムについて考えて、各要素との関連性について、 「仮説を立てて、それを検証する」という課題解決型学習を行います。 1年次の課題研究活動として、探究活動に取り組む上で必要となる基礎的知識とスキルを習得するためのミニ課題研究活動から始まり、 実際に自分の研究課題を見つけて、仮説や実験計画をたて発表するところまでを実践的に学びます。
実際の活動では、学習課題ごとにグループを編成して、グループ討議を重視して進行します。検証した内容やその課程については、 最終的にポスター発表を行う機会を設けます。 教員は、生徒自身の「気づき」を大切にして、討議・調査・実験を円滑に進めるための補助役を務めることに専念します。 関連する科学的事象の解説などは必要最低限として、探究活動の答えになるような明確な指示をあえて避けます。 生徒自身の協働学習を重視して、文献やWeb情報をもとにしたキーワード検索から客観的分析・評価をするといった探究の基盤となるプロセスへと誘導します。

※上記科目と連動させて、「探究の技法」(総合的な探究の時間)の時間も活用して、探究活動の授業を進める。

【前期】 毎週土曜日 10:50~12:40 進学棟:BALスタジオ ほか

4月27日 オリエンテーション 「探究とは?」
大学教員の指導のもとで、探究の具体的な活動について考えます。明確な解のない課題に以下に取り組むのか、課題の背景にある要素について、グループディスカッションを通して学びます。
5月11日 エッグドロップ 導入
「卵」を題材に、「卵はなぜ割れるのか」「卵を割れないようにするにはどんな要素を考えればよいか」「卵を高いところから落としても割れない装置に必要なこととは」というように、衝撃や落下速度などの要素を絞り込み、その制御方法について文章や口頭で発表しあいます。
5月18日 エッグドロップ 装置の考案・作成
次週に実施予定のエッグドロップコンテストに備えて、装置の試作を実施します。高いところから卵を落とす時に、卵を割らないためにはどのような要素が関係しているのかを各班で考えて、それの要素に関連した工夫が施された装置を作成します。
6月1日 ミニ エッグドロップコンテスト
エッグドロップコンテストを実施します。いままでの学習のまとめとして、実際に作った装置にウズラの卵を入れて、装置を2mほどの高さから落とします。その結果の振り返りを行い、自らの作った装置の改善すべき点、良かった点などをプリントにまとめます。
6月8日 エッグドロップ 振り返り
「ミニ エッグドロップコンテスト」について、各自の仮説やその結果について振り返り、「気づき」をポートフォリオにまとめることで、各自の今後の研究に反映していきます。
6月15日 特別講義 「研究倫理について」
ライフサイエンス分野の課題研究における実験対象の選択や、実験での飼育、実験対象への倫理的・安全性について、外部講師を招いた特別講義を行い、実験立案に際しての実験対象選定や、実験処置以外にも気をつけなければならない点など、科学的・倫理的に妥当性のある実験計画のあるべき形を考えていきます。
6月22日 「濡れタオルはなぜ乾く?」 (課題研究活動の導入)
現象に対して、「自ら疑問を見つける力」「実験によって疑問を明らかにする力」「得られた結果を発表する力」の育成を目的とします。モデルとなる現象(濡れたタオルが乾く)を設定し、その背景にはどのような科学的要素が隠されているのかを探るスキルを実践的に学びます。班ごとでテーマを定めて実験をする前に、条件を色々と変えたコップの水の蒸発量を調べる予備実験を行います。
6月29日 「濡れタオルはなぜ乾く?」 (予備実験による要素の検討)
予備実験の測定したデータをまとめ、手書きでグラフ化を行ないます。実験結果の検証に適したグラフの選定についても考えながら、背景の化学的要素の設定の妥当性などについて検討を行います。

 

【後期】 毎週土曜日 10:50~12:40 進学棟:BALスタジオ ほか ※後期の授業内容の詳細は、後日更新します。

9月7日 「濡れタオルはなぜ乾く?」 (実験計画の検討・関連文献検索)
研究題材に対する問いについて、自分のたてた仮説を互いに共有しあい、研究計画を検討します。また、関連刷る文献の検索やグラフ作成演習も行います。
9月14日 「濡れタオルは何故乾く?」 (実験実施、データ整理と資料まとめ)
計画に基づいて実験を実施し、得られたデータ整理と結果をどのような形で発表するかなど相談します。
9月21日 「濡れタオルは何故乾く?」 (学園祭の発表準備)
学園祭での発表に向けて、ポスターやパワーポイントの作成を行います。
9月28日・9月29日 学園祭(課題研究の計画発表会)
学園祭では、理数キャリアコースの会場にて、生徒による課題研究の発表があります。 各自がたてた問に対してどのように探究していくか、仮説とともに探究計画を発表します。
10月5日 「濡れタオルは何故乾く?」 (実験実施、データ整理と発表資料作成)
各自の課題に対して立てた仮説の検証実験を進めます。さらに、発表のためのパワーポイントの作成を行います。
10月12日 「濡れタオルは何故乾く?」 (ミニ発表)
ここまでの実験結果についてグループ毎に発表しあい、発表内容について意見交換を行います。
10月26日 「集まれ!理系女子」の準備
「集まれ!理系女子」(10/27)にむけて、自分の研究についてポスターにまとめる作業をします。
10月27日
(日)
「集まれ!理系女子」への参加(東京会場) 10:00~16:15
早稲田大学西早稲田キャンパスを会場にして「集まれ!理系女子 科学研究発表交流会」を実施します。本校は、主催のノートルダム清心女子高校(岡山県)の協力連携校として、この交流会の運営に携わっています。「集まれ!理系女子」の見学も可能です。全国の理系女子の課題研究が一同に集まるほか、第一線の研究者による講演もありますので、ぜひご覧ください! 見学希望者は、この授業公開の申込みフォームから申込みください。
11月2日 特別講義 「プレゼンテーションスキル」
外部講師をお招きして、プレゼンテーションスキルに関して学ぶ特別講義を行います。
11月9日 課題研究 (導入、研究の進め方の諸注意)
ここまでに学んだ探究スキルを活用して、各自の課題研究に取り組みます。
11月16日 課題研究 (課題に対する仮説設定、実験計画作成)
各自の課題に対しての仮説を立て、実験計画を作成します。
11月30日 課題研究 (課題に対する仮説の最適化、実験計画作成)
グループで検討し、より精度の高い仮説への最適化を図ります。精度の高い仮説にすることで、より具体的な検証計画(実験計画)をたてることができます。
12月7日 課題研究 (成果報告会の準備・ポスター作成)
本校の研究成果報告会において、実験計画についての報告を行います。そのためのポスターを作成します。
12月14日 研究成果報告会(課題研究の中間報告) ※詳細は後日ご案内いたします。
12月14日は、全コースによる探究活動の合同発表会を行います。理数キャリアの取り組みだけでなく、国際教養やスポーツ科学の探究活動も一同に集まります。ぜひ、ご覧ください!
12月21日 特別講義
1月11日 グループ・個人毎の課題研究活動
1月18日 グループ・個人毎の課題研究活動
1月25日 グループ・個人毎の課題研究活動
2月8日 グループ・個人毎の課題研究活動
2月15日 課題研究活動についてのミニ発表
2月22日 課題研究活動についてのまとめ、ポートフォリオ作成

 

※授業の様子は、ツイッターでも配信しています。(このページの左側)

文京学院このページの先頭へ