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「高校バレー部『春高』出場の秘訣」(学院長・理事長:島田 昌和)

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だいぶ時間が経ってしまいましたが、年明けの“春高”バレーに出場し、久しぶりの勝利をあげた高校バレー部の3年生3人に話を聞きました。(取材日は2月20日です)

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Q1. 東京都最終予選を含めて苦しい試合が続きましたが、選手としてはどうでしたか?

A1. 私たちは相手チームより明らかに劣るので常に挑む気持ちで戦っていました。劣勢になっても、それが当たり前くらいに考えていたので変わらず戦うことが出来ました。
A2. 監督から「このチームはAもBもなく、プランCで行くぞ、Cというのは死に物狂いで戦うということだ、それしかないだろう!」と言われ、本当にその通りと思ってましたのですべての力を出し切る事だけを考えていました。

こんな答えが返ってきました。彼女たちの言うとおり、相手チームは身長でも戦歴でもまさる強豪ばかり。気持ちで上回る、気持ちでは相手より上、と思い続けることが見事に出来たわけです。

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Q2. そんな強豪チームへの対策を監督はどう指示してくれたの?

A. 自分たちで相手チームのビデオを見て、相手の強みや弱点を頭に入れて、練習でその対策を選手同士で出し合って、いろんな対策を繰り返し練習していました。練習メニューも自分たちで立てて、それを監督が認めてくださって選手中心にやっていました。選手だけのミーティングもまったくやっていません、全部練習中のコートの中の会話でおこないました。

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Q3. お互いの声かけや試合中の笑顔など明るさが印象的なんですが。

A. それは意識的に心がけていました。3年生が率先して声を出して、スパイクが決まったときは少し大げさに笑顔にしていました。チームの雰囲気をよくして波に乗せたいと思っていました。

Q4. そうそう、バレーボール雑誌のチーム紹介の集合写真がどのチームよりも笑顔で、かわいいポーズをみんな取ってて驚いたんだけど、君たちの要望だったの?

A. 監督が選んでくれました。天野先生には中学生の時にはずーっと怒られてばかりだったんですが、今年再び、指導を受けて私たちのやりたいようにやらせてくれて、ノビノビプレーすることが出来ました。心から感謝しています。

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ここまで読まれた皆さん、どうお感じですか?私自身驚かされる答えの連続でした。激戦区東京にあって身長でも技量でも足りないとこだらけのチームで、まさに苦しいことの連続だったと思います。それをどうやったら克服できるか、自分たちで考え、自分たちで行動し、まさに死に物狂いの粘りを見せてつかみ取った成果でした。見ているこちらからすると苦しい試合展開ばかりでしたが、選手たちは春高の大舞台は、まさに憧れの場所であり、楽しくてしかたなかった、バレーをやってきてよかったと思える瞬間でした、と満面の笑みでした。

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最後に短い動画メッセージを収録しました。私がこんな感じでふるからね、だけ言って、あらかじめセリフを用意することもなく、リハーサルもせずの一発録りです。やり遂げた人だけが表現できる自信に満ちあふれた力強い言葉がよどみなく出てきます。人一倍の努力をする、誠実に向き合う、仲間を大事にする文京学院の象徴とも言える中高のバレーボール部のメンバー。卒業生は胸を張って次のステージへ進んで下さい。次のチームメンバーはこの誇らしい先輩が作り上げてくれた新しい伝統をぜひとも継承してください。フレー、フレー文京!フレーフレーバレー部!貴重な話をいっぱい聞かせてくれてほんとうにありがとう。

(学院長・理事長:島田 昌和)

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