高等学校:第47回「Speech Contest」
本校では、伝統的に「Speech Contest」を開催しています。47回目となるコンテストが11月13日に開催されました。本校のコンテストは、「レシテーション(暗唱)部門」、「スピーチ部門」に加え、夏季休暇中に米国研修に参加し、英語力のみならずプレゼンテーション技術を身に付けた生徒たちのなかから最もすぐれたプレゼンテーションを行ったグループが、その技術を披露する場面も用意されています。
「レシテーション部門」には、高校1年生が参加します。与えられた英文を夏季休暇中に暗唱できるようにし、後期(9月)に行われる「クラス予選」に臨みます。その予選を通過した各クラスの代表者が本選に出場することになります。熾烈な予選を通過してきただけに、どの参加者も非常にレベルの高い暗唱を披露しました。
「スピーチ部門」には、主に高校1・2年生が参加します。夏季休暇中に各自がテーマを決定し、スピーチ原稿を書き上げます。その原稿のなかからネイティブスピーカーの先生方が出場者を選考し、原稿のブラッシュアップ、発音指導等を経て、本選に臨むことになります。今年度のスピーチ部門には7名が出場(昨年度は5名)。選考を担当した先生方からは、「(昨年度よりも出場者数が増えてしまうが)どうしても選びきれない」と言われるほど、ハイレベルな内容となりました。
選考が難しかったのは、本選も同様でした。予定の時間をオーバーしてしまうほど審査は難航。嬉しい悲鳴となりました。その審査時間に行われた「Okinawa and Hokkaido」と題されたプレゼンテーションも極めて見事なものでした。日本に関することを、英語で伝える。正に、オリンピック・イヤーを控えた私たちに必要とされる技術を遺憾なく発揮した生徒たちに、会場からは大きな拍手が送られていました。
翌日、残念ながら入賞を逃した生徒に感想を聞いてみました。「練習は大変だったが、とても満足している」「英語の発音(の流暢さ)に磨きをかけるという目標ができた」「間違いなく経験値が上がった」など、一様に充実した表情で答えてくれました。回を重ねるごとにレベルが高くなる本校のスピーチコンテスト。今から次年度のコンテストが楽しみです。