中学2年生:「世界の子どもたち-途上国の子どもの暮らしについて」
2015.10.28
本日1時間目、「世界の子どもたち-途上国の子どもの暮らしについて」と題し、文京学院大学大学院 外国語学研究科 客員教授の堀内光子先生からお話しを伺いました。
前半は、生きることが困難な開発途上国の学校に行きたいのに行けない子どもたちの現状について、昨年ノーベル平和賞を受賞したマララさんのスピーチを真剣な面持ちで聴きました。マララさんのスピーチの最後に述べられた「本とペンを手にしましょう。一人の子ども、一人の先生、一冊の本、そして一本のペンが世界を変えられるのです」という言葉を聴いて、当たり前のように学校に通っている自分たちとの境遇の違いに唖然としたのではないかと思います。
後半は児童労働の問題についてお話いただきました。「児童労働」と聞いてもぴんと来ない様子でしたが、チョコレートやTシャツのコットン、カーネーションが児童労働と結びついている話を聴き、児童労働が身近な問題であることを知りました。
今年9月に、2025年までに、現在1億6000万人存在する全ての児童労働を撤廃させるという目標が掲げられました。私たちに何ができるのでしょう。まずは「知ること」です。今日この時間を共有した私たちは、次に「行動する」ことができます。生徒たちは関心を世界に広げ、考えることの大切さを学ぶ機会になりました。
(キャリア教育支援部長 沢柳 記)