特色あるコース指導:国際教養
視線の先にある世界をより具体的に知るために
充実した英語の授業はもちろん、多彩な異文化体験プログラムで、日本語と英語で発信できる力を養成します。その力こそ、真の国際人への道を開く推進力となるでしょう。国際社会を身近に感じる喜び、世界中の人々と分かち合える感動を胸に、視線の先にある世界がより具体的に見えてきます。
■ 高等学校のコースについては、以下のコース名をクリックしてご覧ください。
広く世界に学び、活躍する女性を目指す
英語によるコミュニケーション力を基盤として、活動範囲の広いグローバル社会で活躍する人材を育成します。語学力に加えて、自国の文化・言語に対する深い理解を前提とした文化発信力も高めていきます。また、多彩な進路設定に対応できるリベラルアーツ型の学びも国際教養コースの特徴です。卒業生は国際社会を身近に感じ、世界の人々とコミュニケーションできる成功体験を持って、法律、経済、芸術分野などへも進学しています。
高校1年次(高校入学時にコースを再選択)
「地球規模の問題のルーツを知る」
国境を越えてどこにでも起こりうる問題を取り上げ、その原因と関係性について分析する。
高等学校入学時(出願時)には、コースの選択だけでなく、進路希望に合わせてコース内で「Tクラス(特進)」「Aクラス(進学)」を選択します。
■ Tクラス
・豊富な知識と高いレベルの理解力を基に、論理的思考力・発信力を鍛える。
・国公立大・難関私大への一般選抜入試に対応した実践力を育成する。
■ Aクラス
・アクティブラーニングによる授業で、自立した学習者を育成する。
・多様な進路と総合型選抜等の多様な受験方式に対応した進路指導を展開する。
高校2年次(2年進級時にコースを再選択)
「持続可能なグローバル社会をデザインする」
地球上の至る所で起こっている諸問題について、多様な価値観から幅広く考察する。また、諸制度を細かく分析し、望ましいグローバル社会の在り方を模索する。
2年進級時には、コースの再選択だけでなく、進路希望に合わせてコース内で「Tクラス(特進)」「Sクラス(英語)」「Aクラス(進学)」を選択します。
■ Sクラス
・英語によるレポート作成、発表を通して高い英語運用能力を育成する。
・海外大学や英語で授業が行われる大学・学部、外国語系学部、国際系学部への進学に対応する。
高校3年次
「グローバル社会の各所に引かれた”境界線”を考える」
地球全体をひとつのまとまりとして捉える「グローバル」な世界にあっても、様々な観点から引かれる”境界線”が存在する。この境界線を現実の問題として認識し、そのうえでそれを軽やかに越えて考え、行動するための手法・知識を身につけ、進路実現につなげる。
【想定進学先】
■ Tクラス:国公立大学・難関私立大学
■ Sクラス:国内国際系大学・海外大学
■ Aクラス:文系大学全般
社会をデザインする女性リーダー教育
文部科学省から「SGH(スーパーグローバルハイスクール)アソシエイト校」の指定(平成27~31年)を受けた本校では、「空間力をもって社会をデザインする女性リーダー育成の開発実践」のテーマのもと、学園全体をあげ、4つの柱から成る「グローバル人材育成戦略」に取り組んでいます。
■ 目の前にある事象を、時間軸と空間軸の複眼的視点を持って把握できる能力(空間力)
■ 「国境」を軽やかに越えることができる能力
■ 異文化への理解と尊敬をもとに、多様性を楽しむことができる包容力
■ 対話を通してお互いの関係を信頼関係に高めることができるコミュニケーション力
多彩な海外研修
本校では、非常に多くの魅力的な異文化体験プログラムが設定されているだけでなく、各コース独自のプログラムも設定されています。多くの生徒が積極的に参加し、異文化理解、英語力の養成に努めています。日ごろの英語学習の成果を試し、更なる能力の向上が期待できるだけでなく、世界の多様な文化や歴史・価値観への理解を深めることができます。
本校の「異文化体験プログラム」については、こちらのページをご覧ください。
国際塾との連携
全コースから履修が可能な放課後の特別英語講座である「国際塾」。正課の授業では定着しにくい技能を身に付けたり、表現のチャンスを広げていきます。Essay Writing、Presentaion、Debate、Game Designなど、ネイティブスピーカー教員が担当する多種多様な講座のほか、基礎・基本を重視したい生徒には、英検やGTECなどの検定対策講座も開講されます。多くの講座は、学年による選択の制限がなく、学年の枠を越えて、各人のレベルとニーズに合わせた受講パターンを組むことができます。なお、高等学校の国際教養コース在籍の高校1年生ならびにSクラス在籍の2年生は、国際塾を1講座以上受講することが必須となります。
「国際塾」の概要については、こちらのページをご覧ください。
高校2年生:Sクラス対象「Global Seminar」
[ カテゴリ:国際教養 ]
08月
18日
2020
夏期休暇中ですが、校舎の至る所で生徒たちは学習活動に取り組んでいます。
その中でも、「夏期進学講座」や「Tクラス勉強会」などと並行して行われている、高校2年国際教養コースのSクラス対象「Global Seminar(8月17日~20日)」はコースの特色が色濃く出る学習活動です。このセミナーのゴールは「日本語・英語による情報の受発信力を高める」ことです。ネイティブスピーカーによる文字通りオールイングリッシュ授業(日本人教員2名がサポート)。本校の生徒たちにとって、オールイングリッシュの授業は日頃から慣れ親しんだ授業ですが、このセミナーは、探究活動の一環としてテーマに関する調査、プレゼンテーションを行うため、普段よりも高度な英語運用が必要となります。3~4名のグループ毎に、様々な問題を抱える国を一つずつ選び、その現状を調査し、最終的には解決策を提示します。
本日は、昨年度のプレゼンターの発表の様子を動画で観て、そこで気づいたことを話し合う場面がありました。一般的に、伝えたいことが多くなるほど、スライド内に文字が増えてしまう傾向があります。これではプレゼンテーションの効果が薄れてしまいます。極力画面上の文字数を減らし、インパクトのあるスライドを作成すること、そして「原稿を読む」のではなく「伝える」ことが肝要であることなど、ネイティブスピーカーの先生のアドバイスに大きな気づきがあったようです。
以下全くの余談ですが、朝、担任が出席と健康チェックの確認に行くと、突然「Happy Birthday」の歌とともにオリジナルのタンブラーが手渡されました。アイディア(とお金)を出し合って担任の誕生日をお祝いしてくれました。夏期休暇の課題や部活動、受験準備の合間を縫って準備してくれたことを思うと感激せずにはいられませんでした。
Asia Research Season 5 今年のアジ研は一味違う!
[ カテゴリ:国際教養 ]
07月
29日
2020
今年で五年目(Season 5)を迎えるアジア研究。本校が文部科学省よりSGH-a(Super Global High School-associate)の認定を受け、その指導の一環として開始しました。
これまでの参加者は50名を超え、本校の探究活動の一翼を担うものとなっています。今年はコロナ禍の影響もあり、例年通り(東京海洋大学の学生たちがメンターとして毎回参加)とはいきませんが、今年も東京海洋大学の小松俊明教授のご指導の下、何とか今回で今年度の第2回を迎えることができました。
本校でも今年からは新入生の全員がiPadを携帯して、授業で使うこととなり、アジ研でも今まで以上にWeb上の情報を活用して講義が展開されていきます。シンガポール、マレーシア、フィリピン、タイ、台湾、ミャンマー…広いアジア、しかも知っているようでいてあまり分かっていないアジアの情報を、小松教授がどんどんと引き出して下さいます。気がつけば、参加した全ての生徒たちが言われるまでもなく手を挙げて発言しています。
当初はこの夏に予定していた台湾からの留学生との交流が予定されていましたが、残念ながら今回は中止。色々と計画通りには進みませんが、夏季休業期間にも、生徒たちと本校教員とで「Google Classroom」を通して、研究テーマの掘り下げを行っていきます。年度末にどのような成果物が出来上がるか、ご期待ください!
皆さんも、文京学院で自分の視野を広げる活動に加わってみませんか。
高校2年生:国際教養コース「パラグラフ・ライティング」
[ カテゴリ:国際教養 ]
07月
9日
2020
本校独自の3コース制のうち、「国際教養コース」は高校2年進級時に「T(特進)クラス」、「A(進学)クラス」、そして英語のカリキュラムに特色のある「Sクラス」に分かれます。Sクラス(全員)とAクラスの選択者は「パラグラフ・ライティング」を受講できます。高校1年次に身につけた英作文の基礎を、今年は「パラグラフ(段落)」単位で英文が書けるように発展させることになります。
これまでのドラフト添削を経て、本日はPCを用いての入力(タイピング)の時間です。しっかりと添削を受けたドラフトを片手に、キーボードでの入力を行いますが、普段「フリック入力」に慣れているためでしょうか、タイピングが意外と難しく感じる生徒も。授業の原稿を完成させるためも必要ですが、今後CBTで英語資格試験等の受験をする際の練習にもなっています。
アジア研究2019 第11回(最終回)
[ カテゴリ:国際教養 ]
01月
28日
2020
今年度のアジア研究も本日が最終回です。今年は、参加生徒が例年よりも多かったため、その分、部活動など、その他の活動とかけもちしている生徒もいて、なかなか全員集合とはいかなかった点が残念です。
また本来でしたら、今日が全体発表となるところでしたが、若干間に合わなかった生徒もいて、今回は小松先生との最後の詰めの時間となりました。
一人一人の生徒たちが、自分たちが取り組んでいる内容を口頭で報告し、それに対して小松先生からもいくつかの示唆や助言を加えていただきました。
自分だけで行き詰っていたものも、先生や他の仲間たちと共有することで、少し余計な力が抜けて、方向性も再確認できたようです。
時間はかかっても、こういった試行錯誤を繰り返すことで、生徒たちに『論理的思考展開』が備わっていくことになると思います。
これから、2月一杯をかけて、生徒はこの一年間で考えたこと、気づいたことをまとめていきます。どのようなものになるか、楽しみです。
高校1年生:探究活動の深化に向けて
[ カテゴリ:国際教養 ]
11月
28日
2019
学園祭にてSDGsに関わる探究活動をポスター発表した国際教養コースの高校1年生。しかし探究活動はまだまだ継続されています。研究内容を精査し、今後より深い探究へと進む一つの足がかりとして、来週(12月5~7日)「東京ビックサイト」で開催される「エコプロ2019」に参加します。
本日の「総合的な探究の時間」では、現地でどのような企業・団体のブースを訪問し、どういったインタビューを行えばそれぞれのグループの「ゴール」に有益な情報が得られるかについて、グループ毎にディスカッションが行われました。普段は担任がファリシテーター役を行っていますが、本日は、昨年度も同企画に同行した中川先生が多岐に渡る説明、アドバイスを行いました。
タブレットを駆使しながら、専用のノートの各項目に次々に記入していく生徒たち。企業や団体の方々から直接お話が伺えるということもあり、事前の準備にも熱が入ります。