特色あるコース指導:スポーツ科学
スポーツと学業の両立によるワンランク上の「探求活動」
スポーツ活動と探究活動によって磨かれていく「ライフスキル」。心身ともに健康であることの重要性や喜びを、社会全体に広げていくこともまた、ライフスキルがあってこそ可能になる力の一つです。スポーツを起点に人とつながり、その感動をグローバルに広げていきます。
■高等学校のそれぞれのコースについては、以下のコース名をクリックしてご覧ください。
スポーツ科学コース紹介動画
スポーツを科学的に捉える探求活動「スポーツ・サイエンス・ラボ」
各学年でスポーツをテーマにした探求活動「スポーツ・サイエンス・ラボ」に取り組みながら、部活動などのスポーツ活動と学業の両立を目指します。文理を問わない多様な進路設定が可能になっています。
高校1年次
「探求力を磨く」
所属する「スポーツ・サイエンス・ラボⅡ」の指導を受けながら、クラス研究と個人(グループ)研究を実施する。
高校2年次
「探求を深める」
【前半】スポーツを支える人たちの現場を学ぶ(企業研究のフィールドワーク)。
【後半】継続して探究活動を希望する生徒を「スポーツ・サイエンス・ラボⅡ」でサポートしながら、SSH活動とも連携して、校内・校外での研究発表を目指す。
海外スポーツ研修(希望者対象)
オーストラリア(ゴールドコースト):セントマーガレット女子高校*海外スポーツ研修(2016年度)の様子はこちらからご覧いただけます。
高校3年次
「多様な進路の実現」
コースの特徴である文理にわたる多様な選択科目が、多様な学部・学科を目指すことを可能にする。
【想定進学先】
スポーツ科学系・体育系
看護・理学療法等の医療系
経営等のビジネス系
【実績】
筑波大・早稲田大・慶応大SFC・順天堂大・文京学院大などの
体育学科・スポーツ科学科・環境情報学科・保健医療学科・スポーツマネジメント学科
大好きなスポーツを通じて「高い専門知」と出会う
校内に組織されたスポ学教育センターを中心に、一人ひとりの探求活動をサポートし、未来へつなぐキャリアを考えるきっかけを提供しながら「スポ学講座」を展開。キーワードは、身体・こころ・栄養学・スポーツの4つで、活動は校内だけにとどまらず、校外からも各分野のエキスパートが多数来校し、スポーツマインドを持った人材育成に努めています。
実践例
■これまで部活の顧問に任されてきた選手の育成を、組織的に行う統括機関(スポ学塾)を設置し、大学の研究機関や、外部指導員のサポートを受け、スポーツを科学的にとらえることで、より効果的に「人間力」を高める指導を実践します。
■スポーツ科学先進国との積極的なコミュニュケーションを可能にするために、英語力の修得にも力を入れます。
実践例(1)
様々なアンケート調査によりデータを蓄積。部活動を科学的に分析
・日常の学校生活と競技の 相関関係
・健康状態とスポーツ障害の 相関関係
・栄養とパフォーマンスの 相関関係
・メンタルコンディションとパフォーマンスの 相関関係
・遊びと競技の 相関関係
・学習と競技の 相関関係
実践例(2)
海外での科学的な取り組みに触れる
スポーツ科学先進国との交流プログラム:
オーストラリア セントマーガレット高校のスポーツプログラム(オーストラリア・語学研修)に参加
実践例(3)
コミュニケーションスキルを身につける:英語を用いた指導の実践
スポーツという共通項で結ばれた異文化の人たちと、コミュニケーションできる英語力を身につける
【連携】
併設大学 保健医療技術学部 理学療法学科 スポーツマネジメント研究所と連携し、運動部の選手のコンディショニングを行っています。
多彩な海外研修
本校では、非常に多くの魅力的なプログラムが設定されています。多くの生徒が積極的に参加し、異文化理解、英語力の養成に努めています。日ごろの英語学習の成果を試し、更なる能力の向上が期待できるだけでなく、世界の多様な文化や歴史・価値観への理解を深めることができます。下記語学研修・留学プログラムは全コースの希望者が参加可能ですが、「スポーツサイエンス研修旅行」はスポーツ科学コースの生徒のみ参加可能な研修旅行です。
■研修旅行
対象コース | 名称 | 渡航先 | 時期 | |
|
オージー・グローバル | オーストラリア セントヒルダ女子高校 | 高2 7月(16日間) | |
シンガポール・グローバル | シンガポール | 高2 2月(5日間) | ||
理数キャリア | マレーシア・サイエンス | マレーシア ランカウイ島 アンパン女子高校 | 高2 2月(6日間) | |
スポーツ科学 | オージー・スポーツ | オーストラリア セントマーガレット高校 | 高2 2月(6日間) | |
全コース | 国内研修旅行 | 関西方面 | 高2 2月(5日間) | |
※いずれのコースも海外研修または国内研修を選択できます。 ※中学研修旅行:関西方面(中3全員・4日間) |
■派遣留学・語学研修・科学交流 :SSH連携校以外はコースに関わらず参加可能
派遣先 | 受入れ先 | 期間 | 対象学年 | |
ロータリー 長期留学 |
合格後決定 (ヨーロッパ、アメリカ、アジア、中南米、インド) ※1 |
現地高校 |
8月~翌5月末 約10か月 |
高1~高2 高2~高3 |
オタゴガールズ 長期留学 |
ニュージーランド ダニーデン |
オタゴ女子高校 |
1月~翌12月 約11か月 |
高1~高2 |
オタゴガールズ 中期留学 |
ニュージーランド ダニーデン |
オタゴ女子高校 |
7月~10月 約3か月 |
高2 |
St.Benedict English Intensive Camp |
アメリカ ミネソタ州 | セントベネディクト大学 |
7月~8月 25日間 |
高1・高2 |
UK BEST | イギリス ウースター | ウースター大学 |
7月下旬 14日間 |
高1・高2 |
Maple BEST | カナダ ビクトリア | ビクトリア |
7月下旬 11日間 |
中3 |
SSH研究連携校※2 | タイ |
プリンセスチュラポーン科学高校 ペッチャブリー校 |
1月 | 理数キャリアコース |
British Hills |
福島 ブリティッシュヒルズ |
ブリティッシュヒルズ | 12月(3日間) | 中1・中2 |
※1:決定権はロータリーにあります。 ※2:選抜制 |
スポーツ科学コース:第1回「スポ学講座」
[ カテゴリ:スポーツ科学 ]
10月
20日
2020



「スポーツ科学研究」
[ カテゴリ:スポーツ科学 ]
09月
4日
2020
スポーツ科学コースの特色のひとつである「スポーツ科学研究」。スポーツや健康に関する疑問や希望などについて、1年間かけ、実験や資料分析などを行います。始めは慣れない生徒たちも、ポスターを作成し、パワーポイントを用いてプレゼンテーションができるようになるまで成長していきます。
こうした研究について、1月から2月にかけてクラス内選考会を行い、代表に選ばれたチームは、3月に実施される「スポーツ科学研究発表会」で、パワーポイントを使用してのプレゼンテーション発表に臨むことになります。残念ながら選考にもれてしまった生徒たちは、ポスターセッションを行うことになります。今年は、新型コロナウィルスの影響により休校となってしまったため、現高校3年生の代表チーム3組が、スポーツ科学コースの後輩たちの前で発表を行うこととなりました。特に高校1年生には、探究活動の意味を知る機会になりました。
全員が2年間取り組んできた結果、堂々とプレゼンテーションができるようになっただけでなく、自分たちの研究内容に自信を持っているため、様々な質疑にも対応出来る知識、力がを身につけることができました。また、この発表会はすべて自分たちの手で運営をし、司会進行担当の生徒は、実験で使える用具などを紹介するなど、「プラスアルファ」の説明までパワーポイントを用いて行いました。
1年次からの成長の過程を知る先生方からも大変好評でした。この研究、発表内容に自信を持ち、この先の受験にも活かしてもらいたいと考えています。
発表内容
■「視力UP」(パワーポイントによる発表)
■「コミュニケーションは大切か」(パワーポイントによる発表)
■「味覚によるパフォーマンスの変化についてPart2」(ポスターセッションによる発表)
高2 スポ学講座
[ カテゴリ:スポーツ科学 ]
12月
26日
2019
昨年に引き続き、2週つづけてスポ学講座が行われました。
12月13日(金)
文京学院大学 保健医療学部から千代丸先生お越し頂き、「スポーツと理学療法」について学びました。
実際のけがをする瞬間の映像をみて、なぜ、けがが起こるようなプレーだったのか?など解説していただき、予防するためにはどういう動きをしたらよいのかなどを教えていただきました。
女性はスポーツをやる際に、X脚のように内側に膝が入ってしまうことが多く、それがけがにつながっていると言われ、過去に大きなけがをしたことがある人たちは、皆、「当てはまっていた・・・」と。
これからの練習の仕方に注意ができ、けがの予防に役立ちました。また、理学療法士の仕事にも、興味を抱いた人も多く、理学療法=怪我という図式の固定概念がありましたが、心臓や脳などの病気のあとにおこなうリハビリにも、大きく関わっていることを知ることができ、奥が深い講座となりました。
12月20日(金)
了徳寺大学 最上先生にお越し頂き、テーピング実技講座がおこなわれました。
昨年は、足首でしたが、今年は膝の内側靭帯や前十字靭帯の損傷時に行う方法を教えていただきました。
本校の卒業生が、貴校にお世話になっており、助手としてお手伝いしてくれました。
巻き方を最初にレクチャーしてもらい、その後に二人一組で実際に巻いていきました。
普段から、テーピングを使い慣れている人は、きれいに巻くことができましたが、中には不器用な人もいました。不器用にまいていた人たちは、普段からあまり大きなけがをしたことがない人たちでしたので、良いのやら、悪いのやら・・・
最上先生もX脚のことに触れており、講義の内容は違えど、すべてがつながっていることを痛感しました。
バレーボール部の快挙を支えたスポ科生たち
[ カテゴリ:スポーツ科学 ]
11月
19日
2019
11月17日(日)、駒沢オリンピック公園体育館にて、春の高校バレー東京代表決定戦が行われました。強豪ひしめく東京予選を勝ち抜くことは、簡単なことではありません。昨年の覇者で、茨城国体優勝の下北沢成徳、インターハイ準優勝の共栄学園、関東大会で、下北沢成徳、共栄学園を破り、優勝を遂げた八王子実践、そして文京学院・・・この4校のうち、全国大会(春高本戦)に進むことができるのは、3校。「文京学院は・・・厳しいのでは」というのが、世間の予想でした。しかし、選手たちはそんな予想を見事に裏切り、初戦(準決勝)で下北沢成徳をストレートで破り、春高出場への切符を勝ち取りました。そして決勝戦でも、八王子実践を接戦ながらもストレートで破り、堂々の優勝を遂げました。今年は日曜日開催でしたので、応援団を無理に募ることは無く、有志だけの応援となり、他の3校と比べると、非常に少なくなってしまうのではないかという懸念がありました。しかし、いざ当日になると、スポーツ科学コースの新体操部、サッカー部、硬式テニス部、ソフトボール部をはじめとする数多くの生徒たちや、他クラブの保護者の方たちまで、たくさんの応援団が駒沢に駆け付けてくださいました。徐々に一つになっていく応援団・・・一体感のある応援が、バレーボール部の選手たちを支え、優勝を勝ち取ることができ、そして感動を共有することができました。スポーツの力の素晴らしさを、あらためて痛感する一日になりました。












スポーツの学び
[ カテゴリ:スポーツ科学 ]
11月
17日
2019
今年も高校スポーツ科学コースの生徒(1・2年生)を対象に、外部の先生方を招いて、「スポ学講座」を開講しています。
※第1回は、7月に、金 哲彦さんをお迎えし、高1・高2合同で、「走り方と体幹トレーニング」を実施。
【高1】
○第2回講座 11月1日(金)14:30~15:30 BAL1
「筋肉のつながりを考えてみよう」 千葉県立保健医療大 江戸 優裕 先生
○第3回講座 11月14日(木)14:30~15:30(6時限目)BAL2
「チームビルディング」 日本女子体育大学 芳地 泰幸 先生
○第4回講座 12月12日(木)14:30~15:50 BAL2
「からだとスポーツ」 文京学院大学 保健医療技術学部 理学療法学科 濵田 裕幸 先生
○第5回講座 12月20日(金)14:30~15:50 BAL2
「テーピング」 了徳寺大学 最上 忠 先生
【高2】
○第2回講座 12月13日(金)13:30~14:30 BAL2
「からだとスポーツ」 文京学院大学 保健医療技術学部 理学療法学科 千代丸 正志 先生
○第3回講座 12月20日(金) 13:10~14:30 BAL2
「テーピング」 了徳寺大学 最上 忠 先生