科学探究プログラム
グローバル環境科学 小笠原自然体験教室 その4
07月
31日
2014
今日は、小笠原滞在の最終日。恒例の朝の散歩では大神山神社へ行きました。丘の中腹にあるので上りの階段が大変でしたが、みんなで帰りの航海の無事を神様にお願いしました。
ビジターセンターには小笠原関連の資料が充実しています。「自然」と「歴史」についてのビデオを見たあと、それぞれの研究テーマに関する資料を収集し、確認しました。内地に帰ったあとは、すぐにポスター作成に取りかかります。
お昼を挟んだ自由行動のあとは、二見港客船ターミナルに集合して送別セレモニーです。来島したときと同じ副村長さんから、草を編んで作った手作りのレイを一人ずつもらいました。このレイを出港後に船から海に投げて、それが岸に流れ着けばまた島に戻って来られるのだそうです。
港には大勢の島民が見送りに集まってくれました。さようならの代わりの「いってらっしゃい」の旗を振る人、和太鼓をたたいてくれる人など、とてもにぎやかです。竹ネイチャーアカデミーのスタッフの方も見送りに来てくれました。出港後は、何艘ものボートが、おがさわら丸に併走して、いつまでも手を振ってくれます。最後は船に乗っていた人たちが海へダイブ。小笠原流の心温まる見送り風景です。また「ただいま」と帰ってきたいですね。
内地まで25時間半の船旅も、もうすっかり慣れた様子で、みんなそれぞれの時間を楽しんでいました。ぐっすり熟睡・・なんて人も。船で見る2度目の日の出は、残念ながら雲に隠れていました。海鳥たちが船のすぐ横を旋回しながら飛びまわり、ときおり魚を捕まえているのか、海面に飛び込んだりしていました。
おがさわら丸の操舵室も見学させてもらいました。パソコン画面のような電子海図やレーダーなど、スッキリ配置された機器類が並んでいます。太平洋上では自動航行だそうですが、東京湾などは船が多いので、慎重に航海するそうです。万国共通の国際信号旗の組み合わせで、旗による会話もできることなど、面白い話が聞けました。
無事定刻に竹芝桟橋に到着。みなさん、お疲れさまでした。沢山のおみやげとすてきな思い出を持って、気をつけて帰宅してください。小笠原での研究成果についても、頑張ってまとめてくださいね。