PCSHS-P、KVIS 科学交流3日目
4月22日(土)は、タイの生徒と本校生徒の科学・文化的交流の場である「サイエンスフェア」が開催されました。
3部構成で行われ、第1部「サイエンスプロジェクト」は高校・大学・企業から先生方を招き、6つのテーマから生徒が希望した講座を受講します。
第2部「ポスターセッション」は両国の生徒が日頃から行う課題研究の成果をポスターで発表します。
そして、第3部「ウエルカムパーティー&文化交流会」では両国の文化を紹介します。
<第1部>サイエンスプロジェクト
オープニングセレモニーのあとで行われたサイエンスプロジェクトの講座は、すべて英語で行われます。
生徒たちは先生方の専門的で興味深いお話や実験に対し、高い関心を持って真剣な態度で受講していました。
英語での講義やタイの生徒との共同作業に苦戦しながらも楽しみながら学ぶことができ、貴重な経験となりました。
1.化学:鷲見卓也 先生(株式会社リバネス)
「Let’s Learn about Electric circuit using Magic Pen with Nano-silver Ink」
(銀ナノ粒子マジックペンAgICを使って電気回路について学ぼう)
2.生物:鏡味裕 先生(信州大学農学部)
「Animal pluripotent stem cell application for food production」(動物多能性幹細胞の食料生産への応用)
3.天文学:小麥真也 先生(工学院大学)
「To observe the universe that can not seen」(視えない宇宙を見る)
4.化学:幅田 揚一 先生(東邦大学理学部)・加知 千裕 先生(東邦大学理学部)
「The Computer is an Amazing Flask」(コンピュータは不思議なフラスコ)
5.南極調査:堀内順治 先生(東京学芸大学附属国際中等教育学校)
「Wonderful World of Antarctica」(すばらしき南極)
6.工学:花房昭彦 先生(芝浦工業大学システム理工学部)
「Biomedical Engineering of Wheelchairs」(車椅子の生体医工学)
<第2部>「ポスターセッション」
午後は、進学棟BALStudioにてポスターセッションを行いました。
昨年度から「理系女子交流会」も兼ねて実施しており、他校の生徒や文京学院大学の大学院生に参加していただき、合計62テーマのポスター発表が行われました。
日頃の課題研究の成果をまとめたポスターは、ほとんどが英語のポスターです。
生徒たちは、苦労して作り上げた英語のポスターを、堂々と発表していました。
参加生徒以外にも、大学の先生方や本校教員、理数キャリアクラスの先輩や後輩からもどんどん質問されて、一生懸命答えていました。
クロージングセレモニーでは、東邦大学の幅田先生から研究成果に対する評価と研究を続けることの大切さについて、英語でメッセージをいただきました。
<第3部>「ウエルカムパーティー&文化交流会」
司会には、サポーターとして2年桜組(国際交流コース)のタイからの留学生も手伝ってくれました。
まずは本校カラーガード部の演技。次にKVISの生徒による文化紹介。
本校生徒も多数参加をさせてもらいながら伝統的な遊びを紹介してもらいました。
PCSHS-Pからは伝統的なダンスを披露してもらいました。その後、本校生徒による文化紹介を行いました。
各ブースに別れ、折り紙や書道、茶道、だるまさんがころんだ、たたいてかぶってじゃんけんポン、射的、日本の便利グッズ紹介を行いました。
最後には、初日に行ったエッグドロップコンテストの表彰を行いました。景品は、恐竜の卵の化石の一部です。
短い時間でしたが、ホストファミリーの方々も交え、楽しい時間を過ごすことができました。
週末は、タイの生徒達はホームステイ先のホストファミリーやバディの生徒と過ごします。いろいろな日本の文化や生活を感じてもらえたらと思います。
来週は、また文京の生徒と一緒にワークショップが行われます。