卵の科学 ~加熱調理を中心に~
2014.06.14
講師:女子栄養大学 柴田圭子先生
対象:1年梅組 42名
「学際科学」での「卵を科学する」という一連の授業で、「加熱調理」という家庭科のアプローチで実験・講義を行いました。
〈実験1〉 半熟卵や完熟卵を作る最適条件は?自分好みのゆで卵をを作るには?という疑問に答えるべく、3分・5分・10分(室温卵)・10分(冷温卵)・20分の5種類を殻のむき易さ、卵白の凝固状態、卵黄の位置、におい、味などそれぞれ比較・検討した。
〈実験2〉 温泉卵の実験では加熱温度と時間によって凝固状態の異なるものができあがることがわかった。実験をしながら、卵の鮮度の判定方法や卵の構造・分組成や、殻のむけ易さと貯蔵日数の関係など、講義を通じて理解することができた。
〈生徒の感想〉 微妙な温度の違いで卵白や卵黄の固まり方が大きく変化することにびっくりしました。最後には味見ができてよかったです。日頃口にしている卵について詳しく知ることができたのと、私も家に帰って半熟卵や温泉卵を作りたいと思いました。
今回の講義を通して生徒たちは、日常の何気ない“料理をする”という行為からも、科学的な視点で物事を捉えることの大切を学びました。