探究活動

女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム(WAW! 2015)

探究活動

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『女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム(WAW! 2015)』が、8月28日・29日に品川のグランドプリンスホテル高輪・新高輪で開催されました。初日の公開フォーラムでは安倍晋三内閣総理大臣がオープニングスピーチを行い、世界各国及び日本各地から女性分野で活躍するトップリーダーが出席して、女性の活躍促進のための取り組みについて議論し、提案を行いました。
2日目に行われたハイレベル・ラウンドテーブルのなかのスペシャルセッション、「自然科学分野と女性」というパネルディスカッションにはSSH校4校から14名の高校生が特別に招待され、本校からも2名の生徒が参加しました!

自然科学分野の最前線で活躍する女性トップリーダーの体験談や声を聞き、持続的な成長やイノベーションの創出に欠かせない自然科学分野における女性の役割・活躍推進指針などについて考えるセッション(WOW!2015ホームページより)でした。宇宙飛行士の山崎直子さんに直接質問ができて大感激!
セッション中に安倍昭恵首相夫人もいらっしゃり、エールを送っていただきました!

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午前中のスペシャルセッションでは、今の女性の立場や、今後理系分野で女性が多く携わっていくにはどうしたらよいかなど、現在の課題について話がされ、なんとなくでしか分かっていなかった現状を知ることができた。
私は、なぜ理系に女性が少ないのか不思議だった。話を聞くと、女性は物理や数学的な内容は男性の領域で、ついていけないと思って諦めてしまう。しかし実際、男性よりも女性の方が成績がよく、今後に期待されているという。それを聞いて私はとても驚いた。確かに、男性の領域だと思って諦めてしまうことはあると思ったが、女性の方が成績がよいなんて初めて聞いた。女性には実力があるのに自信がない。私は今回この話を聞いてそう感じた。最前線で活躍する女性の方々も言っていたが、まずはこのような事実を知ってもらい、自信を持ってもらうことが大切だと思った。また、子どもの頃から科学に触れる機会を多く作り、興味を持ってもらうことも重要だと言っていた。理系に女性が少ない理由は、この社会の環境もあるが、女性の自信のなさもそうである。初めは私についていける内容なのかと不安もあったけれど、とても興味深く、貴重なトップリーダーの体験談も聞くことができて、よい経験になった。難題に出会ったとしても、できないと決めつけるのではなく、何か一つは行動を起こし、いろいろなことに挑戦していこうと思った。
午後は、ユーステーブルで話を聞いた。午前とは違い、何人かの大学生が主に話をし、議論が進められた。海外からも学生が来て、あらゆる視点から意見が出された。私はその中で、「女性が輝ける社会をつくる」といっている割には、日本は全然改善されていないと感じた。議論するだけではなく、これからは行動する時代にしていかなければいけないと誰かが言っていたが、確かにそうだと思った。
今回WAW for Allに参加して、難しい内容だったけど、今行われている活動の現状や課題など、たくさんのことを知ることができた。こういったものに多く参加し、いろいろなことをまずは理解する必要があると感じた。このような機会は滅多にないので、今回参加できてとてもよい経験になったと思う。ありがとうございました。(N.I.)

WAW!では多数のセッションが同時開催されています。私は午前中に「自然科学と女性」というセッションに、午後に「アジアにおける女性起業家」というセッションに参加しました。女性らしい目線が必要とされている一方で、女性の立場が確立されていない地域でもある、そんな世界で活躍している女性たちのセッションでは、私たち女子高生への思いが熱く語られていました。私たちはもっと女性であることに誇りを持ち、私たちの目線や考え方をサイエンスの分野にもっと多く発信していくべきだと教わりました。私はこの日、自信を持ち、私らしさを大切にしていくことの大切さを学び、夢に向けて頑張ろうとあらためて思うことができました。(S.M.)

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