Story 3

先生の励ましと導きによって、6年間貫いた文武両道。

何事にもまっすぐ向き合い、一生懸命に。

 成長期の体験は、人としての成り立ちをつくる貴重なものだといわれます。私の文京学院での経験も、その後の様々な場面で大きな支えとなり、前進する原動力となってくれました。中でも本当に役立ったと感じたのは就職試験の時です。入社試験を受けた都市銀行では七次面接まであったのですが、途中、受験者の対応力やストレス耐性を試されるような厳しい面接がありました。その時に話したのが、高校3年間所属していたマーチングユース部(チア)での経験です。チアでは上下関係がとてもはっきりとしていて、独自かつ独特なルール・マナーに従い、先輩に敬意を払わなければなりませんでした。聞く人誰もが驚きを禁じ得ない内容で、それが面接官の興味を引いたと、私は確信しています(笑)。忍耐と強靭な心なくして続けられない部活動でしたが、当時、先輩は"雲の上の人"のような存在で、褒めていただきたい一心で頑張っていました。部活動も勉強も、何事にもまっすぐ向き合って一生懸命に、それが私の文京学院ライフでした。

校舎、制服、そして先生。憧れが詰まった学校。

 姉が文京学院の中学校に通っていて、家で学校の様子をよく話してくれました。「とにかく楽しそう」「先生が友だちみたい」というのが小学生の私が抱いた印象でした。緑豊かで静かな環境、美しい校舎、かわいいデザインの制服など、憧れがたくさん詰まった学校だったのです。
 入学前は「女子だけの世界って、どんな感じなのかな」と少し不安でしたが、すぐに友だちもできました。潜在能力や志向性を引き出し、成長へと導いてくれたのは他ならぬ先生たちです。「君ならできる!」と励まし、自信を持たせてくれました。授業も興味をひくように工夫されており、もっと学びたいと知的好奇心が刺激されました。目標は「クラスのトップであり続ける」でしたが、部活動が忙しく、放課後にゆっくり勉強する時間はありません。家に帰ってから、夜遅くまで(時には朝まで)集中して机に向かいました。そんな私の姿を見て、一番驚いていたのが母です。勉強しなさいとは一度も言ったことのない母でしたが、心の中では「文京様様」と思っていたのではないかしら(笑)。

豊かなフラの世界を、笑顔と共に広めていきたい。

 結婚後は、母が主宰するフラ・タヒチアンダンススクールの運営をサポートし、自ら講師も務めています。小さい頃からバレエ、ヒップホップ、新体操、チアダンス、ジャズダンスなどいろいろなダンスを学んできましたが、高校3年生の時、改めてフラ、そしてタヒチアンダンスに目を向けるようになりました。以来、両ダンスの正統な流れをくむクム(指導者)に師事し、知識と技能を磨いています。フラ・タヒチアンダンスは、ポリネシアの伝説や歴史、文化を表現する手段であり、動きの一つひとつに意味とストーリーがあります。そこが他のダンスと一線を画するところですね。老若男女、ハンディキャップを持った方も楽しめるのもフラの魅力です。実は、父と夫もポリネシアンダンスの踊り手です。母と私、そして子どもが加わり、三世代で踊る日もそう遠くないかもしれません。子どもには文京学院のような自由闊達な気風のなかで、興味のあることに挑戦し、自分の未知の可能性を拓いてほしいですね。母親である私がそうであったように。


文京学院在学時のA. F.さん

A. F.

プロフィール
文京学院大学女子中学校、同高等学校(文理コース)卒業。大学(英語英文学科)卒業〜大手都市銀行勤務を経て、現在、ダンス教室の講師として生徒を指導。

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