探究活動
科学探究プログラム
文京学院は2012年度から6年間、文部科学省よりSSH(スーパーサイエンスハイスクール)、およびコアSSH(理数教育振興の地域中核拠点)の指定を受けました。東京都内の女子高等学校では初の指定でした。全国でもトップレベルの先進的な理数教育を実施する学校として、SSHの教育活動をより活発に推進していくと共に、教科横断型学習を取り入れ、全生徒にこの教育活動が行き届くように展開してきました。現在は、SSHで開発したカリキュラムを基盤に、中学・高校から大学へと繋がる探究活動プログラムを実践しています。
学びのプロセス
中学校・高等学校の活動のなかで、以下のようなプロセスで探究する学びを深めていきます。
中学校~高校1年
基盤構築
生徒が課題研究を自律的に行うために不可欠な基盤的知識と探究スキルを育成します。モデル課題研究として、生活の中に潜む身近な科学現象を学習題材として扱います。
高校2年・高校3年
探究実践
探究活動の実践を通して、思考力・判断力・表現力などの能力を育成して、仮説検証を適切な調査・実験・考察で実践できる探究力を高めながら、探究スキルを習慣化させます。
高校2年・高校3年
協働展開
国際性や科学と社会の関わりの視点を持って、多様な人々と主体的・協働的に学ぶコミュニケーション力の育成を図ります。国際連携活動のための英語による表現力を養成します。
科学探究活動を通して育成する学習者像
探究カリキュラムを通して、本校では以下に示すような学習者・人材を育成します。
- 知識やスキルを自ら進んで習得できる学習者」
(学びに臨む前向きな姿勢と、系統的な知識や分析・探究のスキルを習得する) - 「心を開いたコミュニケーションにより人間関係を築ける人材」
(対話を通して積極的に人と交流し、国際人として文化の多様性を認めた相互理解ができる) - 「つねに思考し、探究することを継続できる人材」
(文理融合的視点で論理的に思考し、主体的・協働的に課題解決に継続して取り組める) - 「持続可能・共生可能な国際社会をデザインし、新たな価値の創造に挑戦できる人材」
(卒業後も学びを継続させ、国際社会でグローバルな視点で異文化圏と協働できる)
東邦大学 理学部との高大連携
本校では、東邦大学理学部と相互が交流・連携して、本校の理数教育の充実に関する支援をいただくと同時に、東邦大学理学部の理数教育の高度化に協力することを目指す連携協定を結びました。
協定の内容は以下の通りです。
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- 本校教員と大学教員の相互交流による教育に関する情報交換と協力
- 本校の理数教育への大学教員および大学院生・学部生の派遣
- 東邦大学キャンパスを訪問しての理数教育の実践
- 東邦大学の実施する各種教育事業への生徒の参加
- 本校に対する東邦大学の実験器具・機材等の貸出
- 本校の理数教育に関する自由研究、課題研究及び共同研究の学修の場としての相互の施設・設備の利用
- その他、高大連携事業の目的を達成するために必要と認められる事業
■ 東邦大学理学部:オフィシャルサイト
本校のSSH活動について
SSH研究開発実施報告書
本校のSSH活動(2012年~2017年)に関する報告書「研究開発実施報告書」はこちらからご覧ください。
- 「研究開発実施報告書」第1年次(平成24年度)
- 「研究開発実施報告書」第2年次(平成25年度)
- 「研究開発実施報告書」第3年次(平成26年度)
- 「研究開発実施報告書」第4年次(平成27年度)
- 「研究開発実施報告書」第5年次(平成28年度)
- 「研究開発実施報告書」経過措置(平成29年度)
SSH科学塾通信
本校の活動を報告した「SSH科学塾通信」はこちらからご覧ください。
- 「SSH科学塾通信」VOL.1:平成24年度前期の活動
- 「SSH科学塾通信」VOL.2:平成24年度後期の活動
- 「SSH科学塾通信」VOL.3:平成25年度前期の活動
- 「SSH科学塾通信」VOL.4:平成25年度後期の活動
- 「SSH科学塾通信」VOL.5:平成26年度前期の活動
- 「SSH科学塾通信」VOL.6:平成26年度後期の活動
- 「SSH科学塾通信」VOL.7:平成27年度前期の活動
- 「SSH科学塾通信」VOL.8:平成27年度後期の活動
- 「SSH科学塾通信」VOL.9:平成28年度前期の活動
- 「SSH科学塾通信」VOL.10:平成28年度後期の活動
コアSSHの活動一覧
平成24年・25年におけるコアSSHの活動はこちらからご覧ください。(PDFファイルが開きます)