探究活動

高等学校(理数キャリアコース):「第9回 Symposium for Women Researchers」

探究活動

去る10月3日、東京都立戸山高校で開催された「第9回 SWR(Symposium for Women Researchers)」に参加しました。(本校としては6回目の参加)
これは、女子高校生の自然科学への興味・関心を高め将来の女性研究者を増やすことを目的とした理科数学の課題研究活動の発表会です。さらにキャリア形成の支援を目的として科学技術分野の現役の女性研究者や大学生なども招待されていて、高校卒業後の進路がどのようなものかを、実際に活躍する先輩方と交流をしながら学ぶことができます。
20221105_hi_science (2).JPG本校からは理数キャリアコース所属の高校2年生3名、1年生3名の計6名が参加しました。コロナ禍、オンラインでの交流は継続してきましたが、対面形式としては数年ぶりとなる外部でのポスターセッション+αの参加です。今回参加した生徒は全員初めてのポスターセッション参加となりました。本校から参加した研究テーマは「手書き文字認識」、「江戸時代のトレンドメイク、紅い緑を科学する」の2点。
まず最初に行なわれたのは千葉大学大学院理学研究院 地球科学研究部門 高木 悠花先生による浮遊性有孔虫の研究のお話でした。最先端の研究の内容から、高木先生がどのような考えで研究者の道を進み、今に到ったのかを説明してくださいました。続いて「キャリア・ラウンドテーブルセッション」が行われました。戸山高校の生徒、本校を含む戸山高校以外の高校生、戸山の卒業生、そしてコメンテーターとして来校されている先生方がいくつかのグループに分かれ、自由なディスカッションが行われました。高校生から出た疑問・質問に大学生や大学院生、先生方が答えてくださる形式です。生徒たちにとっては、大学進学後、どのようなことをしたいのか、更にその後はどのような道を歩むのか、といったことについて考えるとても良いきっかけになったようです。
ポスターセッションでは、58テーマの研究が3部に分かれて発表されました。自分自身の研究内容を発表するだけではなく、似たような研究を行なっている生徒たちが繋がることで、自身の研究を発展させていく場にもなっります。様々に意見を交わすことで、互いに実り多い場となったようです。研究者の方々から直接コメントをいただくこともでき、生徒たちは感激していました。

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以下、参加生徒の感想です。

沢山の人が来てくれて大変嬉しく、発表することがとても楽しかった。研究をとても褒めていただけ、色々な発表会に出て色々な人の意見をいただきたくなった。自分の研究がどのような程度のものなのか、他校の生徒や先生の意見から知ることができた。(高校2年 理数キャリアコース)

「キャリアラウンドテーブルセッション」で実際に大学生や研究者の方々に貴重なお話をお聞きできてよかった。ポスター発表を聞いてみて、面白そうな研究がたくさんあって研究活動するのが楽しみになりました。参考になる研究がたくさんあって楽しかったです。早く自分のテーマを決めて研究をしてみたい。(高校1年 理数キャリアコース)

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