探究活動

高等学校:「Science Fair 2023 (2)」

探究活動

日本語授業(6月15日)

20230615_日本語授業 (4).JPG

PCSHS-P校との交流2日目は、本校生徒による日本語の授業で始まりました。中学校から日本語の授業が行われていたり、日本のアニメが大変人気があったりと、日頃から日本語に親しんでいるPCSHS-P校の生徒たち。そんな生徒たちに、より会話を楽しんでもらえるようなプログラムを展開しました。
準備されたハンドアウトに従って、色や数字、食べ物といったジャンルに分けて日本語の発音を練習。本校生徒が一生懸命伝えようとすると、タイの生徒も懸命に理解しようとしてくれました。ハンドアウトにない単語の話題になると、本校生徒がすぐに対応。また、本校生徒がタイ語に関する質問をし、タイの生徒が先生役になることも。英語を介して互いの母国語を教え合う時間となりました。

20230615_日本語授業 (6).JPG

こうした文化交流もこのサイエンスフェアプログラムの特徴であり、互いの言語や文化を理解し尊重し合う機会は、多様性を受け入れていく現代にも必要なことです。
最後にはPCSHS-P校の生徒が、選んだカードに書かれている絵を日本語で説明するクイズを実施。全員が見事に日本語で説明し、大盛り上がりのうちに終了しました。自然と会話が増え、より親密になって次のプログラムへ。科学交流、文化交流も、人間関係の構築から始まることを改めて感じました。

エッグドロップコンテスト(同日)

タイ科学交流恒例の「エッグドロップコンテスト」を行いました。今回は2mの高さからウズラの卵2個を落としても割れない装置をA4用紙1枚とセロテープのみで作成しました。
外側に突起をつける、内側にクッションとなるようなバネをつけるなど、確実に卵を割らないためのアイデアを共有し、試作品を作りながら話し合いを進めました。装置作成終了後、各班が1分間のプレゼンを行い、装置の工夫点や予想している落下の様子を発表しました。
いよいよ落下させます。結果は15班中4班が2個の卵とも「無傷」となりました。結果に満足した班も、悔しい思いをした班もありますが、本格的な科学交流を楽しむことができました。

本校教員による特別授業(同日)

午前中のエッグドロップコンテストに続き、午後は本校教員による授業が行われました。担当は理科の教員2名、今年度のテーマは「チョークを用いて学ぶ化学反応」です。この実験は本校教員によるオリジナル実験で、普段は本校の生徒に対して行っているものです。もちろん英語での授業です。

IMG_3294.JPG

このプログラムは全行程の中で唯一、高校1年生が単独でPCSHS-P校と活動するプログラムです。本校の生徒が1年生であるのに対して、PCSHS-P校の生徒は3年生。タイの生徒たちが本校の生徒の先輩として化学を教える立場を担う場面も。国境を越えた先輩と後輩。素敵ですね。

IMG_3389.JPG

文化交流(同日)

20230615 (2).JPG20230615_文化交流 (1).JPG

放課後には国際交流委員会主催の「Cultural Exchange」が開催されました。中学生も含む本校生徒は日本文化として琴の演奏と折り紙(の折り方)を、PCSHS-P校の生徒は素敵な踊りを披露してくれました。新型コロナウイルスの影響でお互い異文化を直に見聞きする機会を逸してきました。久しぶりとなる異文化体験を大変楽しむことができたようです。

20230615 (1).JPG20230615_文化交流 (13).JPG

探究活動News一覧に戻る