高校2年生(理数キャリアコース):「第14回 女子生徒による化学研究発表交流会」
11月13日(日)に東京都立大学にて行われた「集まれ!理系女子~第14回 女子生徒による化学研究発表交流会~」に理数キャリアコースの生徒が参加しました。
この交流会は3年ぶりに対面で実施され、研究成果交流を通して、理系進学希望の女子生徒のネットワークを広げたり、講演をしてくださる女性研究者をロールモデルとしたりすることで、女子生徒の理系進学支援を行うことを目的としています。本校からは高校2年生12名が以下の8テーマをポスター発表しました。
■「伝統的な染色方法『緑染め』の化学的な解明」
■「植物精油はアリを忌避する事が出来るか?」
■「油の種類によるアクロレイン濃度」
■「学校の文化祭で教室の混雑緩和のためのアプリ開発」
■「AIを用いた手書き文字認識」
■「強く扇ぐと警告音が発生する扇子の開発に向けて」
■「熱に強いカリフラワーのビタミンCの謎」
■「粘性による鉄粉の広がり方の違い」
コロナ禍で対面の発表をする機会が少なかった2年生ですが、「発表する前はかなり緊張していたけど、話し始めたら意外と話せて安心しました。聞いてくれてる人の顔や目、反応をみつつ発表できたと思います。回数を重ねると情報の断捨離ができて説明の仕方が上手くなったような気がします」と話していました。発表を聞いてくれた人からは研究に対するコメントをもらうこともでき、今後の研究活動の励みとなりました。
また、今回は見学者として高校1年生12名が参加しました。外部発表会に初めての参加する生徒がほとんどであり、はじめはポスター発表の聞き方、質問の仕方に戸惑う生徒もおりましたが、「発表が上手な人は質問もしやすく、発表を聞くのも質問するのも楽しかったです。気になる研究テーマも沢山ありました」、「同学年や年齢が1つしか変わらないのに、ひとつのことを細かく研究していてすごいなと感じました」など、夢中で発表を聞いて回っていました。これから1年生は課題研究をスタートさせていきますので、研究テーマや発表の仕方、ポスターの作り方など、多くのことが参考となったようです。