中学校・高等学校:「探究スーパーレクチャー:幻の始祖鳥を追え!」
6月2日(木)に探究スーパーレクチャー「幻の始祖鳥を追え!~行方不明の恐竜化石!救出大作戦!~」を実施しました。
この特別講座は、フランス・エルドニアのDr. François Escuillié(フランソワ・エスキュイリエ先生)をお招きして毎年実施しています。フランソワ先生は古生物学が専門の研究者で、化石研究の第一人者。特に最近は密輸された化石をモンゴルに返還したこと、水陸両生の新タイプの恐竜(ハルシュカラプトル)を発見したことなどが大きくニュースなどに取り上げられています。これが講義の副題にある「~行方不明の恐竜化石!救出大作戦!~」です。
講義の内容は全て英語で行われ、「化石はいったいどうやってできるのか」「化石を調べることで何が分かるのか」といった化石に関する基本的な内容から、最先端の古生物学の一端として「鳥は恐竜から進化した」「恐竜の色は化石中に含まれる微細な構造物によって判別が可能である」といった内容まで言及されました。
本校生徒は中学校1年生から高校2年生までが参加。フランソワ先生の講義や準備してくださった様々な化石を実際に見て触ったりすることで充実した時間を過ごすことができました。理科・英語科の教員を中心に本校教員参加し、生徒のサポートを行いました(サポートという名目で、生徒と一緒に教員自身が講義を楽しんでいました)。
またアオバジャパン・インターナショナルハイスクールからも生徒が参加し、本校生徒と一緒にフランソワ先生と質疑応答を行いました。
本校の教育方針のひとつである「本物を知る」。校内には芸術作品が展示され、芸術鑑賞会では劇団四季等を館賞しています。この「探究スーパーレクチャー」に関しても、本物の化石研究者である先生から、本物の化石を実際に見せていただきながら行われました。こうした様々な「本物の」体験を通じ、生徒の好奇心や関心が広がります。