Story 6

この美しい学び舎で、新しい可能性に出会ってほしい。

苦手教科の克服に、きめ細かな指導。

 小さい頃、病院で見かけた白衣のお姉さん。てきぱきとお薬を調合する姿に憧れて、いつしか私も薬剤師になりたいと思うようになりました。理系学部を視野に入れ、高校は文京学院の特進クラス(第一期生)に進みましたが、どうしても数学に対する苦手意識が抜けなかったのです。自分で購入した参考書の解説を読んでもわからない。困った挙句、休み時間に先生に聞きに行ったところ、次の休み時間には、私が理解できるようにていねいに書かれた説明文を渡してくださったのです。これには本当に感激しました。その時に使った参考書は捨てられずに今も手元にあります。大切な思い出の品です。
 「楽しい」という気持ちは、いろいろなことを推し進める力になってくれると思います。私は学校が楽しくて、大好きで、夏休みも毎日のように登校し、教室で自学自習をしていました。先生も折々に声がけをしてくださり、わからないところは理解ができるまでしっかり指導をしてくださいました。私は大学受験ための予備校には通いませんでしたが、文京学院での密度の濃い学びによって目標に一歩、近づくことができたと思っています。

礼儀と挨拶、文京の教えが社会につながる。

 大学卒業後、薬剤師資格を取得し、念願の職業に就くことができました。私は総合病院勤務でしたので、入院されている患者さんの調剤や服薬指導を担いました。お薬が指示通りに飲めているか、副作用は出ていないかは、治療にとってとても重要なのですね。でも、粉薬が苦手とか、量が多くて飲みにくいとか、いろいろな不満や不安を抱えておられることが多いのです。でも直接、担当医師には言いづらい。そんな時、私たち薬剤師が患者さんと医師の橋渡しをするのです。
 患者さんは心身共にデリケートな状態にありますから、最初はコミュニケーションをとるのも大変です。少しずつお話をしていく中で、信頼していただき、言い出せないことを聞き出していきます。人間関係づくりには、礼儀・挨拶が基本になると思いますが、文京学院が最も大切にしていたのが元気な挨拶と礼法です。また、中学から大学まで続けていた剣道によっても、相手を敬い尊重する姿勢が養われたように思います。コミュニケ―ション力は一朝一夕に身につくものではなく、長年の取り組みによって培われるものなのですね。

一人ひとりの新しい可能性を拓く学び。

 出産後は、子どもの成長を見守りたいとの思いから、育児に専念しています。退職する2年前ほどから責任者の任にありましたので、後ろ髪が引かれる思いでしたが、子どもとの時間を優先しました。"先輩ママ"である高校のクラスメートには、育児の相談に乗ってもらったりしています。同じ学校で教育を受けた私たちには共通項が多いのですが、「文字がきれい」というのもそのひとつです。私はそうではありませんが(笑)。3年間続けた「ペン習字」の大きな成果です。
 私は中学まで歴史が苦手だったのですが、高校での歴史の授業がとても面白く、日本史が趣味と言えるまでになりました。考古学を専攻しようと思ったほどです。一人ひとりの新しい可能性を拓いてくれるのが文京学院。この美しい学び舎で、"新しい自分"に出会ってほしいと願っています。 


文京学院在学時のA. F.さん

A. F.

プロフィール
文京学院大学女子中学校、同高等学校(2類特進クラス)卒業。大学(薬学部)卒業後、総合病院に薬剤師として勤務。現在は育児に専念。

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