Story 10

文京学院の経験によって満たされた、今の私を支える源泉。

多彩な個性・才能との出会いが刺激に。

 小学校3年生から硬式テニスを始め、中学でもテニス部(軟式)でボールを追いかけました。文京学院(高校)を選んだのは、テニスコートを始めとした設備がきれいで充実していたこと、そして校内の明るく自由な雰囲気に惹かれたからです。中学生の私が"自由そう"と直感的に感じた正体は、一人ひとりの個性を生かし、自主性を重んじて、伸びやかに育む教育方針なのだと入学してから気づきました。しかし、自由とは放埓ほうらつという意味ではありません。規律や約束事を守るといった基本的な姿勢に関しては厳しく指導されました。
 "経験が人を育てる"との言葉の通り、文京学院時代の様々な取り組みや挑戦が、私の成長を支えてくれました。カナダへの短期留学は、(家族旅行以外で)初めて渡航した海外であり、異文化に触れる好機となりました。異文化といえば、文京学院に集まる様々な"個性"も"異なる文化"といえるでしょう。優れた能力や技能、得意分野を持つ仲間たちとの出会いも大きな刺激となりました。

社会人・家庭人に必要とされる教養・素養。

 文京学院では、将来の目標・進路を考えるキャリア教育も早期に行われていました。高校1年の時には、職業をレポートする授業があったのですが、法曹界に興味のあった私は、父の知り合いの弁護士からお話を聞き、仕事内容をまとめたことを覚えています。また、小さい頃からテレビ好きだったこともあり、2年生の時には"法律を扱うトークバラエティ番組"のスタジオ観覧にもいきました。法律+テレビで一挙両得です。法曹+放送でもあります(笑)。その時、スタジオの活気や緊張感を目の当たりにし、ブラウン管(や液晶画面)の向こう側ではうかがい知ることのできない現場の息吹に触れました。大学卒業後、テレビ制作会社で働くことになるのですから、キャリア教育の効果は大きかったといえますね。
 また、家庭科では被服製作技術検定・食物調理技術検定に臨む授業がありました。食物検定は、キュウリの小口切りをていねいに早くきれいに仕上げるというものでしたが、こうした包丁使いの技術も、実は番組内で料理の企画を担当した際にとても役に立ちました。ペン習字や運針しかり、教養・素養を重視する文京学院の教育理念は、将来を視野に置いたものだと今ならわかります。

現場で求められる知力・体力・折れない心。

 現在は、テレビ番組制作のディレクターとして、取材から編集、原稿起こし、テロップ入れまでを担当しています。テレビというメディアを通じて、今、自分が興味を持っている事象やおもしろいと思えるニュースを伝える仕事は、大きなやりがいと充実感があります。一方で限られた時間の中で、上質かつ正確な情報を提供しなければならず、生番組特有の緊張感と常に背中合わせです。とっさの機転や判断、決断力も求められます。責任感の伴うタフな仕事ですが、テレビ好きな私は、テレビ番組を作ることも大好きなのです。これからもアンテナを高く掲げ、どんなことを求められているか、何を伝えなければならないかを探究していきたいです。
 常に走り回らなければならない現場では、知力だけではなく気力・体力、折れない心が物を言います。それらはすべて文京学院で培われたもの。今の私を支える源泉です。


文京学院卒業時のR. K.さん

R. K.

プロフィール
文京学院大学女子高等学校(選抜コース)卒業。大学(法学部)卒業後、テレビ制作会社入社。現在、ディクレターとしてニュース・報道番組を担当。目標は2020年東京オリンピック・パラリンピックの取材。

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