グローバル教育

女子校 × インターナショナルスクール

文京学院は2024年に、創立100周年を迎えます。創立者である島田依史子の掲げた「自立と共生」という理念を受け継ぎながら、令和という新しい時代を創る生徒を育成するために、文京学院はさらなる改革を進めていきます。その第一歩として、本校はIB(国際バカロレア)の認定を受けたインターナショナルスクールと教育提携をスタート。世界標準のカリキュラムと人間教育、そして未来創造教育を導入した文京学院の新たな学びによって、多様な文化や価値観が共生するこれからの時代を生きる生徒の「未来の自分像」を実現しています。

  • 文京学院は「アオバジャパン・インターナショナルスクール」(国際バカロレア校)と提携しました。
  • 全く新しい独自の教育手法を加え、より一層国際性・探究心の育成に力を入れ、生徒の将来の夢を実現していきます。
  • インターナショナルスクールとの提携を活かし、日本に居ながら「毎日が留学」の環境を整えています。
国際バカロレア(IB: International Baccalaureate)認定校について

国際バカロレア機構(IB)は、1968年にチャレンジに満ちた総合的な教育プログラムとして、世界の複雑さを理解して、そのことに対処できる生徒を育成し、生徒に対し、未来へ責任ある行動をとるための態度とスキルを身に付けさせるとともに、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することを目的としてディプロマプログラムを開設しました。文部科学省は、グローバル人材育成の観点から、国際バカロレアの普及・拡大を推進しています。世界158以上の国・地域の約5,000校が認定を取得。日本では、3歳から12歳を対象にしたプライマリー・イヤー・プログラムに43校、11歳から16歳を対象にしたミドル・イヤー・プログラムに19校、16歳から19歳を対象にしたディプロマ・プログラムに51校が認定取得。(2020年3月31日時点)

日本屈指のインターナショナルスクールを誘致

生徒の未来の自分像を実現するための「未来創造教育」を開始

学校法人文京学園(理事長 島田昌和)は、文京学院大学女子中学校 高等学校において、国際人として必要とされる「他者への尊敬、探求心と理解力、コミュニケーション力」、さらに世界で通用する真の英語力を身につけ、生徒一人ひとりの未来の自分像を実現させる国際人育成教育プログラム「未来創造教育」を導入していくため、株式会社ビジネス・ブレークスルー(東証一部、代表取締役会長 大前研一氏/代表取締役社長 柴田巌氏)グループが運営する「アオバジャパン・インターナショナルスクール(A-JIS)」(学園長 Ken Sell氏)と教育提携をしましたことをお知らせします。2021年9月からは、A-JISが本校・駒込キャンパス内にて新たなスクールの開校し、更なる教育連携内容を発展させ、新しい形態の中学・高等学校教育が本格始動します。(写真は、本校に隣接するアオバジャパン・インターナショナルスクールの文京キャンパス)



教育提携締結の背景と期待効果

本校は、英語力・理数力・生きる力を養うため、時代に合わせた教育プログラムを取り入れてきました。2009年には、グローバル社会が求める英語力を獲得するための「国際塾」を設置し、授業外で英語を学ぶ、英語を使う時間を確保し、海外の大学に進学を希望する生徒の夢を実現してきました。また、理数教育を、英語教育と並ぶもう一つの本校の柱と位置づけ、2012年には、都内女子校では初めてスーパーサイエンスハイスクール(SSH)およびコアスーパーサイエンスハイスクール(コアSSH)の指定を受け、タイのプリンセス・チュラポーン・カレッジ・ペッチャブリー高校との交流及び共同研究発表、提携大学や他のSSH校との共同実践等、多彩な英語での活動を生徒が行えるよう、オリジナル教育プログラムを構築してきました。また2015年には、スーパーグローバルハイスクール(SGH)アソシエイトの指定を受け、更なる探究型教育プログラムを展開してきたところです。

今回教育提携をしましたアオバジャパン・インターナショナル(A-JIS)は、1976年に設立されたインターナショナルスクールで、教育事業を幅広く営む上場企業である株式会社ビジネス・ブレークスルー(代表取締役会長 大前研一、代表取締役社長 柴田 巌)グループによって運営されています。2015年に文部科学省が拡大推進をしている国際バカロレア認定校となり、幼少等部(PYP K2からGrade5)と、中等部(MYP Grade6から10)及び高等部(DP Grade11から12)から成る学級で構成されています。同校は文部科学省が推進する「文部科学省IB教育推進コンソーシアム」の事務局を運営しており、同校の教育目標である「国際的な視野を持つ人間の育成」は、本校の教育目標と一致。双方の持つ強みを活かすことで学校教育をより豊かにし社会的価値を高めることができると確信し、今回の教育提携締結に至りました。本校は今回の教育提携により、生徒の未来の自分像を実現するための教育プログラム「未来創造教育」を新たに掲げ、4つのステップでプログラムを展開していきます。さらに、2022年1月からは、本校キャンパス内で新たなA-JISのキャンパス(文京キャンパス)が開校され、本校との教育連携プログラムが本格始動しました。

A-JIS学園長メッセージ
教育提携による新しい教育手法「未来創造教育」

本校では、全ての教員が、生徒一人ひとりと向き合い、生徒の未来の自分像を実現するため新たな教育手法を導入し支援していきます。そのために、現在地から積み上げるのでなく、まず自分の将来の目標を定め、その実現に向けて段階ごとに指標を定め目標を達成していきます。

STEP1 :未来の自分像の設定:一人ひとりが夢を描く
STEP2 :将来の夢と現在地のギャップを把握:夢を実現するために求められる力を把握する
STEP3 :夢を実現するためのシナリオを構築:仮説を立て、探究活動による実践計画を立案する
STEP4 :夢の実現に向けシナリオを実践行動

A-JIS学園長との座談会

本校との教育提携とその効果について、アオバジャパン・インターナショナルスクールのケン・セル学園長と本校教員(恒吉学監・島田副校長・ロッシュ探究部副部長)が座談会を行いました。

1.「理念の共有」について
2.「探究活動」について
3.「英語教育の連携」について
4.「学び合い」について