グローバル教育

中学校・高等学校:「Atlantic Pacific Japan サマーキャンプ」(3日目)

グローバル教育

「大雨・強風・雷注意報」が発令された3日目は、当初の予定を大幅変更して行われました。海で実施されるはずだった水泳教室は市民プールに変更となりましたが、市水泳協会会長ご夫妻や釜石高校水泳部のご指導・ご協力をいただきました。このプログラムは、実に多くの釜石市民の皆さんに支えられ運営されています。

20220803_ap(3日目) (1).JPG


以下、参加生徒(国際教養コース 高校1年生)のレポートです。

昨夜から雨が続き大変ですが、朝食で玉子豆腐を食べ元気を出し1日スタート!おばちゃんの料理は最高です。

20220803_ap(3日目) (2).JPG

・海洋プラスチック問題について
浜辺集会所に行きプラスチック問題の深刻さについて学びました。中国は人口が多いのでそれに比例してプラスチックの排出量が多い事に驚きました。講義の後は、グループで、プラスチックを減らすためにはどうしたらいいのかについて話し合い発表しました。その際に作成したポスターは、最終日に順位が発表されます。自分達のアイデアに自信があるので、発表が楽しみです。

・震災復興について
休憩後は、男子の宿泊施設になっている民泊に移動して佐々木さんのお話をお伺いしました。佐々木さんは釜石市出身で、津波でご家族を3人失っていらっしゃいますが、震災後も釜石市と根浜のために働いていていらっしゃいます。根浜は、高い防潮堤をつくらず、全住民が高台移転をし再出発しました。「構造物に頼ると、海が見えなくなり、津波を忘れる。防潮堤ではなく、砂浜と松林を後の世代に残すために、自分達は、移転した」というお話を伺い、復興についての考え方は、被災者間でも異なり、その調整は大変だったのだろうと感じました。

全てのアクティビティを終えて、宿舎に帰ると手作りの郷土菓子すり団子が入った美味しい夕飯が待っていて、テンションが上がりました。今日のレポートは、食事で始まり食事で終了です。

20220803_ap(3日目) (3).JPG

グローバル教育News一覧に戻る