高等学校の学び

高校3年生:「スキルアップ講座」

高校 学習ブログ

本校では、高校3年生の進路決定者に向けて、毎年1月から「スキルアップ講座」と称し、卒業後に向けた準備を進めています。

今回は「2050年に自分と他者がサステイナブルであるために」というテーマで、上智大学より丸山英樹教授をお招きし、特別講演を実施しました。丸山教授のお話から学問的知識を学びつつ、本当にサステイナブルであるためには何が必要かということを考える2時間となりました。また、他者と共に生きていく在り方についても改めて考える機会となりました。

 

以下、参加した生徒の感想です。

今までのSDGsの学習では2030年の未来を想定して取り組んでいたが、初めて自分が40代になったことを想定して持続するべきこと、諦めるべきことを考えてよりSDGsに関心を持つことができた。大学で勉強する英語を活かして今までより年齢や国の壁を超えて他者とコミュニケーションをとりたいと感じた。

生き方は多様だと思うし、正解がないと思う。だからこそ、自分を理解して、他人を理解することは本当に大切なことだと思う。今後、いろんな人に出会い、たくさんの意見や価値観に触れると思う。そんな時、刺激をもらうような内容は積極的に取り入れていこうと感じた。その中でも、自分の意見や芯は強く持ち、たくさん考えてまだまだ知らない私たちの世界をたくさん知って生きていこうと思った。

SDGsについて考えることや自分にできることを実践するための行動をした経験はあったが、更に20年後の世界まで目を向けていなかったため、今回の講演でSDGsへの意識がより高まりました。また、丸山先生が最後に仰っていた「大学との自由空間は複雑な世界と同等」という言葉を聞いて、この先色んな人と出会っていくが、それも人生の一部として受け止め、その中でも自分の自由空間を大切にしていきたいと感じることができました。

SNSなどの情報発信機器が発達していることで、正しい情報だけでなく誤情報なども発信されることが増えたのでそれを見分ける力だけでなく、自身にとって都合の良い情報だけを取り入れるのではなく広い視野を持つことも大切だと感じた。これからの社会で生きていくためには、自分のみではなく他者との関わり方やコミュニケーションが大切だと学んだ。他者とは人間だけでなく環境や自然、文化などさまざまな物も含んで考えるべきだと知ることができた。大学という自由な空間を有効に使っていけたらいいなと思った。

特に印象に残った点は、理解できない前提でいることの大切さについてです。私は今まで、人のことを理解する努力をし、それが絶対だと思っていました。しかし、この話を聞いたときに、「もちろんそうすることも大事だが、それが絶対では無く、理解できないことも受け入れるべきだ」と考えを改めることができました。

 

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