高校3年生:「スキルアップ講座」(「留学」「医療」「卒業生との座談会」)
本校では、高校3年生の進路決定者に向けて毎年1月から「スキルアップ講座」と称し、卒業後に向けた準備を進めています。2月29日は併設大学である文京学院大学の職員や学生の皆さんにご協力いただき、「留学」と「医療系国家試験」に関する説明会を実施しました。また、本校卒業生の協力のもと、各進路系統に分かれて「卒業生との座談会」を実施しました。
「留学」プログラムでは、留学制度全般の説明、留学経験の大学生からのプレゼン、ネイティブのチューターによる英会話レッスンが行われました。留学を希望する本校の生徒たちは興味津々に話を聞いていました。
以下、参加した生徒の感想です。
■ 留学の種類、国によってかかる費用や必要な検定が変わってくるということを知りました。交換留学の場合、日本について学びたい外国人がいるためまず日本について学ぶ必要があり、最低限の会話ができるように留学前にしないと授業についていけないということを学びました。
■ 入学後に自分の大学にはどのような留学制度があるのかを詳しく調べて、親にも細かく相談する必要があると思いました。また、残高証明書など今まで知らなかったような書類を提出しないといけないことや、奨学金制度で少しお得に行けるチャンスがあることなどを知れて、入学前に聞けてよかったなと思いました。
「医療系国家試験」プログラムでは、看護師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士を目指す生徒に向けて、国家試験の説明と勉強に対するアドバイスがある、更に実際に問題を解く場面も。本校卒業生3名との座談会も通じて、これからの専門的学習の大変さを知ると共に、改めて将来の仕事への覚悟が強まったようです。
以下、参加した生徒の感想です。
■ 1年で学ぶことは山ほどあり、みんな1ヶ月前から勉強していて、再試験にはお金がかかると知りました。また、実習では、沢山メモをし、レポートの構成を練っておくことが大切で、そうしておくと時間がかからず良いと知りました。さらに、看護英語を使うため少し勉強しておくと良いとわかりました。勉強の内容やレポートを書くなど大変なことが多そうで、難しそうでしたが、計画的に勉強していきたいと思いました。
■ 勉強面では実際の試験の過去問を解いてみて、看護師になる上での難しさを感じました。今のうちから知っておくことで覚悟して大学で学ぶことができるのでとてもいい経験になりました。
また、本校卒業生4名を迎えた「卒業生との座談会」では、文系・理系の現役大学生や、社会人からのリアルな学生生活の話や、就職活動への準備や実際の採用試験の話を聞きました。それぞれ不安と期待を抱えた本校生徒は、質問を交えながらこれからの生活へ心の準備が整いつつあるようです。
以下、参加した生徒の感想です。
■ 履修登録や、人間関係など不安なことは多いけど、少し明確になったので安心しました。就活も3年生からする方が多く2年生までは準備をする期間があるのでそこでちゃんと準備していこうと思いました。
これにて、今年度のスキルアップ講座は終了しました。多くの方々にご協力いただき、様々な貴重なプログラムを実施することができました。本校を巣立っていく高校3年生にとって、将来へと繋がる学びであったことを願います。