高校2年生:「スポ科 ✕ JFAマーケティング部」
高校2年生のスポーツ科学コースの探究の時間に、日本サッカー協会マーケティング部・部長の各務さんと、同プロモーション部に所属する新井さん(本校サッカー部卒業生)をお招きし、「高校生でもわかる、スポーツマネジメント」というテーマで、お話いただきました。
カタールワールドカップのプロモーション映像からスタート。「カタールワールドカップ、見た人?」と、質問が投げかけられると、ほぼ全員が手をあげました。
その後、スポーツの収益について、「放送権」「スポンサー」「グッズ」「チケッティング」の中から、特に放送権とスポンサーについて、わかりやすく説明してくださいました。
「紅白歌合戦」よりも高い視聴率となったカタールワールドカップ。「放送権料を決定づける視聴率」「社会貢献をしたいと考える企業と、スポーツをどう結びつけるか」など、興味深い話をたくさん聞くことができました。
芸能人がサッカーをしているCM、プロサッカー選手の肖像権を使ったCM…「どんなCMを制作するかの会議は、皆さんがやっている、探究の授業と同じです」と、卒業生の新井さんは、探究力を高校時代から鍛えることの重要性を語ってくれました。
新井さんは、文京学院を卒業後、成蹊大学に進学。大学時代にオーストラリアのクイーンズランド州立大学(世界のトップ50にランクインした名門大学:2022年のランクは54位)で経営学を学びました。その後、さらにオーストラリアの専門学校でスポーツマネジメントを学び、帰国後、日本サッカー協会に就職しました。「スポーツこそ、グローバル。これからは、もっともっと日本人もスポーツとビジネスのつながりを深め、日本のスポーツ界が盛り上がって欲しいです」と、熱く語ってくれました。
以下、参加した生徒(高校2年スポーツ科学コース)の感想です(話を聞いて、実践してみたいと思ったことなど)。
■ 将来働くことが不安でしたが、今日のお話を聞いて、「自分の好きなことを仕事にする」ということが楽しみになりました。
■ スポーツマネジメントとは、そのスポーツの強化・育成・普及につなげるための資金を集めることだとわかりました。そのために、どんな施策があるかを知ることができ、これからスポーツを見るときに、周りの人や、広告に注目してみようと思いました。
■ 2050年までに、サッカーを愛する人を1000万人(現在の2倍)にする、日本がワールドカップで優勝するという目標に向け、JFAのマーケティング部が取り組んでいることがよくわかりました。自分も、サッカーを愛する1人になり、もっと多くのことを知りたいと思いました。
■ 自分が取り組んでいる競技でも、同じことができるのではないかと思いました。
■ スポーツで、国際社会に貢献できることができるのではないかと思い、それを考えていきたいと思いました。
他、多数が、「将来の進路が見えてきました」「スポーツ関係の仕事に就いてみたいと、思うことができました」など、進路を考えるきっかけづくりにもなった講演になりました。