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学監就任にあたって(恒吉学監からのメッセージ)

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2022年度より文京学院大学女子中学校 高等学校の「学監」をさせていただくことになりました。私は文京学院大学の前身であった文京女子大学に勤めておりましたが、それは私にとって最初の大学教員としての職として思い出深いものでした。その後、東京大学の総合文化研究科、そこから教育学研究科に異動し、昨年の4月に文京学院大学に再びもどってまいりました。文京学院大学ではグローバル担当副学長を務めております。

前任職に勤務していた時には教育学部附属中等教育学校の校長職を2年間、教授職と兼任する機会がございました。中等教育学校で生徒や先生方、保護者の方々がつくりだされている、学校の「日常」に関われたことは、大変貴重な経験となりました。また、他の学校にも学校運営協議会の委員等として関わってまいりました。文京学院大学女子中学校 高等学校でも生徒や先生方、保護者の方々とお話できることを楽しみにしております。

私の専門は教育の国際比較で、海外の研究者と共同研究をしたり、調査をしてまいりました。特に教育の国際化に関する改革には関心があり、前任職でも大学の中での国際化改革に関わったり、政府の委員会に参加しながら、日本の教育の方向性について考える機会を得ました。本校においても、昨年度、グローバルリーダー教育の委員会が設置され、教育の国際化や教育開発、SDGs等のグローバルな研究で知られる新進気鋭の研究者達が中高の改革に助言をしてくださっております。

教育の国際化を推進する、知識偏重でなく、生徒が深く考えられるようになる、こうした改革がアジアを含めて国際的に推進されるようになっております。いかにグローバルに起きていることを身近なものとして感じ、対応できるのか、各国で取り組みが進められているのです。

本校では様々な異文化間交流の機会があり、アオバジャパン・インターナショナルスクールとも交流し、文京学院大学においても、学院長・理事長のメッセージにもございますように、アメリカ大学の日本校との連携が進められ、学院全体としてグローバルを日常的に感じることが可能になりつつあると言えましょう。

(学監・グローバル担当副学長 恒吉 僚子)

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