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卒業生:「奇跡の夏いちご」

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七夕の日、本校教員宛に1粒1粒がフルーツキャップに入った高級いちごが届きました。送り主はある卒業生。彼女は2015年度に本校を卒業。東京農業大学・同大学院に進学し、この4月からイチゴ苗事業を行う企業に就職しました。彼女がこのイチゴ苗事業に関係する企業を選んだのには本校での学びが関係していたようです。

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彼女の在籍期間を含む2012年〜2017年、本校は文部科学省から「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に指定され、理数クラス(現:理数キャリアコース)の生徒は、当時としては非常に先進的であった様々な課題研究プログラムを行いました。当時の彼女の研究テーマは「柿渋の消臭効果」。困難に何度も直面しながらも、諦めずにコツコツと研究していたのが非常に印象的でした。この研究テーマをもって、彼女は国内の研究発表会や、タイ王国での研究発表・交流などを行っていました。

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卒業後も大学・大学院での活動として、ロシアやブラジルなどに飛び、海外の農業に関する研究とその実践を継続。研究することや、国境を超えて活動することの原点は本校での学習にあったのかもしれません。
今回送っていただいた夏いちごの「夏瑞」は、旬のいちごを上回る美味しさでした。その味以上に、本校で学んだことを最大限に活かし、それを社会に大きく反映させてくれている彼女の活躍の様子は、テストの採点作業に追われる教員を笑顔にしてくれました。

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