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学院長メッセージ(学院長・理事長:島田 昌和)

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2022年4月1日より前任・島田燁子学園長の後を引き継ぎ、学院長(学校法人名変更に伴う役職名変更)に就任しました。長らく教鞭をとってきましたのは、文京学院大学経営学部を中心として主に大学生に対してであります。しかし、実は最初に教壇に立ちましたのは25歳の時で文京学院の高等学校(当時は文京学園女子高等学校)で日本史や現代社会を担当しました。また、大学の教員と兼務で長らく高等学校や中学校の副校長・学事顧問を兼務してまいりました(2015年まで)。

文京学院は幼稚園から中学校・高等学校・大学・大学院を設置し、学院全体では6000名を超える園児・生徒・学生が学んでいます。小学校こそありませんが、総合学園として「自立と共生」を建学の精神として大事にし、社会に出て自ら考えて行動し、同時に自分と同じように他人を思いやれる人を育成してまいります。

これから来る未来がいかになるかを誰も予見することはできず、大きく変化し始めた激動の時代であり、新しい社会を切り開く力が必要とされています。社会が求める人材育成は何なのかを社会に出るすぐ手前の大学が迅速に受けとめて、それに見あった教育を提供して行くことを目指していきます。それと同時に中学校・高等学校においても、その変化をすぐさま共有し、その準備段階の教育をどう変化させれば良いかを連動させてまいります。

また、国境を越えたグローバルな世界になっていく、つまり国内にも外国人が増え、日本人も一層世界に出て行く事が求められる時代になってきています。それに対応するための国際感覚や国際的な視野、国際言語とも言える英語を柔軟に操れる能力が求められます。そのためにもキャンパスにアオバジャパン・インターナショナルスクールを誘致し、教育連携を深めて参ります。実は大学レベルでも都内にある米国の私立大学日本校との教育提携を進めています。高校生にとっても恩恵を得ることが出来るかもしれません。

私事ですが、4月初めの入学式で新入生と同じスタートに立ちたいと思い、本校の伝統教育の柱とも言えるペン習字年間600枚に私もチャレンジすることを宣言しました。実は若い頃に一度チャレンジしたことがあり、その時は残念ながら途中で挫折した苦い思い出があります。2度も挫折はできないと、宣言するには勇気がいりましたが、デジタルの進む今の時代にあえてこのアナログなことにチャレンジすることは、もしかしたら何か新しい発見があるのではないかとも思った次第です。早速、時間の隙間を利用する意識が生まれ、それが生活にメリハリをつけてくれます。ペン習字を書いている生徒の皆さんにはそんなことは百も承知の事かもしれませんが、やってみて始めてわかる事は往々にしてあります。

中学生・高校生の皆さん、目の前のことを少しでも一工夫して取り組んでみましょう。変化を取りに行く人を目指しましょう。その先にこそ、未来を自分の手で掴めると信じて日々を過ごしてみましょう。

(学院長・理事長 島田 昌和)

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