グローバル教育

高等学校:「AOBA×BUNKYO 藍indigo project」(2日目)

グローバル教育

3月6日、「AOBA×BUNKYO 藍indigo project」2日目として、藤沢市でのフィールドワークを行いました。(前回の様子はこちらからご覧いただけます)

20230306_ajis_藍 (4).JPG

講師の守谷玲太氏は、藍を通して様々な社会問題に取り組んでいます。午前は、藤沢資源組合・リサイクルプラザ藤沢にお邪魔し、「藍×障害者雇用×エコ」を推進する「FUJISAWA BLUE HANDS PROJECT」について学び、藍染め作業も行ないました。午後は、江ノ島に移動し、ビーチクリーンや藍左官作品を見学後、自分たちが作成するアートについてセッションを行ないました。

以下、参加した生徒の感想です。

「FUJISAWA BLUE HANDS PROJECT」のTシャツは、折り方に一工夫したため、初日よりも綺麗にできて驚きました。リサイクルプラザ藤沢環境啓発施設の廃棄物処理施設で中央制御室の破砕クレーンを見学させてもらった時に、1トン近く持ち上げることができると聞いて驚きました。不注意でスプレー缶をごみに出したりすると、ゴミ収集車が爆発したりし、また工場でもスプレー缶1つの爆発で、機械が2週間動かなくなったりすると聞きました。ゴミ収集車もゴミ処理の機械も、税金で賄われており、1000万円もする収集車がスプレー缶1つで大惨事につながると聞き、今以上に気をつけようと思いました。江ノ島では、上空を旋回するトンビに怯えながらお昼を終え、「ビーチクリーン」を行ないました。ペットボトルキャップなどのプラスチックが多いと想像していたのですが、実際は食器やガラス瓶などが貝殻に混ざって多くありとても驚きました。このゴミをアートに用いて、多くの人に海のゴミの問題がここまで酷いことを伝えられたらと思っています。(2年理数キャリアコース:Aクラス)

20230306_ajis_藍 (3).JPG

プロジェクトの2日目はTシャツを藍染をすることから始まりました。人が一つひとつ手で染めているので、オリジナルな模様から人の丁寧さや温かさを感じました。藍染めの仕事は、障がい者の方々が「BLUE HANDS MASTER」として取り組んでいらっしゃいました。リサイクルセンターでも、ゴミの仕分けなどコンピューターではできない作業は、障がいのある方々が行なっているとうかがいました。障がいにもそれぞれの特性があり、高い集中力を持つ人はその集中力を活かして仕事をしているそうです。江ノ島では、「ビーチクリーン」をした。私は細かなプラスチック片をたくさん見つけて拾いました。しかし、とても細かいため人間が手で拾うには果てしないと感じました。その他にボトルキャップやケチャップをかける小分けのプラスチック、服の一部など、どれも意図的に捨てた物よりも風に飛ばされたり、海で無くしてしまったと思われる物ばかりでした。海で泳いだり、近くでご飯を食べることは、その地域の経済的な活性化に繋がる一方で、そうすることで意図的ではないゴミが発生することがわかり、楽しむこととゴミを出さないことを実現することは難しいと感じました。(2年理数キャリアコース:Tクラス)

20230306_ajis_藍 (2).JPG

藤沢市のコンビニで販売される藍染Tシャツを作りました。コンビニで藍染が販売されるなんて自分の地元では考えられないことなので、 障がい者雇用と伝統の継承を両立させる藤沢市は先進的だと思いました。色々なデザインのTシャツを作ることができ楽しかったです。今回私たちが作ったTシャツも、月末には販売されるそうです。午後は「ビーチクリーン」を行いました。海にはプラスチックゴミが多くあると思っていましたが、ガラスのゴミが多くて 危険だと思いました。私たちのグループは、今後こうした問題に取り組みたいと考えています。(1年国際教養コース:Aクラス)

20230306_ajis_藍 (1).JPG

「AOBA×BUNKYO 藍indigo project」

 1日目の様子はこちらからご覧いただけます。
 3日目の様子はこちらからご覧いただけます。

 

 

グローバル教育News一覧に戻る