グローバル教育

中学校・高等学校:JICA研修員による視察(1日目~3日目)

グローバル教育

去る10月2日~7日、「国際協力機構(JICA)」の研修員6名が本校にて研修を行いました。パレスチナ、エジプト、マレーシア、マダガスカル、モンゴル、そして南アフリカと、まさに国際色豊かな研修員は、主に中学生の授業や様々な取り組みを通じて「日本型教育」について研修。昨今、知・徳・体をバランスよく育む「日本型教育」が世界から注目されています。探究活動、グローバル教育に力を入れている本校では、本校独自の伝統教育や食育なども学べることから、今回研修先に選定されました。生徒たちにとっては、多様な文化・慣習を持つ研修員の皆さんと、英語を介した交流を持つことのできる大変貴重な1週間になりました。

1日目(10月2日)
研修初日となった本日は授業視察が行われました。ネイティブスピーカー教員と日本人教員による体育、世界史B、それぞれの「コラボ授業」を見学いただきました。

その他、中学校の給食、終礼と清掃も見学。研修員の皆さんは、給食係が与えられた仕事をこなす様子に興味津々の様子。また、清掃についても「清掃しているのは、誰がしているのか」「どのように順番を決めるのか」などに関心を抱かれていたようです。生徒と一緒に掃除を体験していただきましたが、自国で教室を掃除する習慣がないため、大変新鮮な経験となったようです。

2日目(10月3日)
午前中に本学園の「文京幼稚園」で視察を行った後、駒込にお戻りになった研修員の皆さん。午後、本校の伝統教育となっている「礼法(茶道)」の授業視察が行われました。生徒たちは、外国人の皆さんが自国文化である茶道に興味・関心を抱いてくれることが嬉しかったようで、日頃よりも張り切ってお手前を披露していました。
放課後は、本校の教育提携校である「AOBA-Japan International School(A-JIS)」の「アフタースクールプログラム」を視察。更に、本校バレーボール部などの部活動を視察。生徒たちが学校の授業が終了しても帰宅せず、部活動に励むことが珍しかったとのことです。

3日目(10月4日)
本校での研修3日目となった本日は、中学校の「学活」を視察されました。研修員6名全員が、それぞれ自国の文化・慣習等の紹介と、自国が抱えている課題について英語によるプレゼンテーションを行ってくださいました。

テレビや書籍等でしか見聞きしたことのない国々について、その国の方から直接話を伺う機会となり、生徒たちは「実際に行ってみたい」、「(その国に対して)これまで偏見を持っていたことが分かった」など、視野が大きく拡がったようでした。

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