中学校の学び

中学2年生(探究活動):「考えること」

中学 学習ブログ

「探究の基礎」の授業では、「思考力」を育てるためにいろいろな教材を活用しています。
本日の授業で使用したのは、NHK for Schoolの『テキシコー』という教材です。プログラミング的思考を10分間で学べるコンパクトな番組です。プログラミング的思考とは、「分解」、「組み合わせ」、「一般化」、「抽象化」、「シミュレーション」を行う力であり、プログラミングをするときだけではなく、日常生活のいろいろな場面で役に立ち、これからの時代を生きるみなさんには必要不可欠なものです。例えば、掃除を効率良く行うにはどうすればいいかであるとか、線路を走っているプラレールが障害物にぶつかるとどうなるか予測する、複数枚のカードの中から1枚を当てるためにどう見分けるか、そういった考えを学ぶことができます。

20210621jr_tankyu.jpg

今回の授業ではこの番組の一部を中学2年生で使用しましたが、生徒の反応はとてもよく、教室内で生徒から驚きの歓声があがっており、もっと見せて欲しいと声が聞かれました。同じ教材を高校1年生でも使用しましたが、その時もクラスの生徒からから非常に良い反応がありました。中学生も高校生も不思議なことを楽しむ心は共通のようです。思考することは本来非常に楽しいことのはずです。そこに生徒の皆さんが気がついてくれたら何よりです。
「もっと良く考えなさい!」と言われたことがある人は多いかもしれません。でも、みなさんは「良く考える」にはどうすればいいか、教わったことはありますか? 次回は、考えることそのもの、「思考回路」について学ぶ授業の取り組みについて紹介いたします。

なお、『テキシコー』はNHKが提供しているオンライン教材で、生徒自身が自宅でも何度でも視聴可能です。自身が興味を持った事をさらに自分で積極的に学んでいく、そんな自立した学習者の育成が本校の目的の1つになっています。興味がおありでしたら、こちら(NHK公式ホームページ)から視聴してみてください。

(6月16日の「探究の基礎」の記事はこちらからご覧いただけます)

中学 学習ブログ一覧に戻る