高校生:「Online Science Fair 2022」(初日の活動)
6月8日から11日の4日間、本校の教育提携校であるタイの「プリンセス・チュラポーン科学高校・ペッチャブリー校」(以下、PCSHS-P校)との科学交流「Online Science Fair 2022」を開催しました。初日に行われた「日本語講座」と「エッグドロップ」の様子です。
オンラインで実施することを考え、生徒同士の距離を近づけるべくコミュニケーションをとる時間を多く取るようにしました。
初日最初のプログラムとして、英語で互いの自己紹介を行った後、PCSHS-P校生徒が日本語で自己紹介できるように、本校生徒が言葉や発音を教えてあげるという「日本語講座」を行いました。互いの趣味や文化の違いを知ることができ、自然と仲良くなる時間となりました。PCSHS-P校生徒は高校2年次に学校で日本語の授業を受けていることもあり、最後には先生役の本校生徒が驚くほど上手な自己紹介ができるようになっていました。
その後、アイスブレイクとして簡単なゲームを実施しました。PCSHS-P校生徒と本校生徒がチームを組み、あるお題に対しての答えがタイと日本で一致したらそのチームに得点が入ります。「体育祭の競技といえばなに?」「テストが終わってリラックス!と言えばなにをする?」など、互いの文化や個人の性格も表れるようなお題で、なぜその答えにしたのかのトーキングタイムでも大盛り上がりでした。なんと全問一致という以心伝心ばっちりなチームもあり、国や文化が違っても同じ高校生同士、すっかり打ち解けた様子です。
午後には「エッグドロップ」を行いました。これは、本校がSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定時から行っている物理分野実験(コンテスト)です。A4のコピー用紙1枚とセロハンテープのみを用いて、ウズラの卵2個を2mの高さから落としても守る装置を作ります。本校生徒とPCSHS-P校生徒とでグループを作り、制限時間1時間で話し合い、同じ形の装置を作ります。生徒たちは互いに言葉や図で伝えたり、実物を見せ合いながら、グループ独自の装置を完成させました。
その結果、12チーム中4チームが卵を2個とも無傷の状態で成功させることができました。交流初日でしたが、それを感じさせないチームワークの良さを発揮していました。
「Online Science Fair 2022」の他の記事は、下記リンクよりご覧いただけます。
■「開会式」
■「PCSHS-P校教員の授業」
■「大学特別講義」
■「文化交流」(国際交流委員)
■「閉会式」