文京学院とは

文京の伝統教育(校訓)

校訓

文京学院の校訓は、「誠実・勤勉・仁愛」です。これは、教育理念である「女性の自立」を実践するための具体的な考え方として示したものです。創立者の島田依史子が、自分の行動規範として心がけていた言葉でもあり、文京学院では、創立以来、人の守るべき道として、この3つの言葉を大切にしてます。

  • 誠実真心を持って人や物事に対する心を育てます。
  • 勤勉何事にも一心に励む心を育てます。
  • 仁愛人を慈しみ相手を思いやる心を育てます。

教育理念:「自立と共生」


文京学院の創立者は1902(明治35)年に本郷に生まれた島田依史子。幼い頃より学業に秀でた依史子は“男女不平等”の世の中で自らの生き方を問い、女性たちの社会進出を願い「島田裁縫伝習所」を創立。若干22歳の時でした。当時、依史子は生まれて間もない子供を育てる母親の身でしたが、彼女はそれ以降、就職を意識した女子教育に全力を注ぎ、1983(昭和58)年に81年の生涯を終えました。亡くなる数年前に上梓された1冊の本が、自らの歩んだ道を書き記した『私の歩んだ道』です。「私学は、まず教育理念で、常に明確かつ新鮮でなければなりません。そして時代に流されることなく、時代の行く手をいつも読み取ったものであることが必要です」(『私の歩んだ道』より)。依史子が建学にかけた思いは、「自立と共生」という教育理念になって継承されています。