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学校長メッセージ

校長 佐藤 芳孝
文京学院大学女子中学校 高等学校
統括校長 佐藤 芳孝

将来の専門性に繋がる学び - コース制

 

 グローバル社会における一人ひとりのキャリアを考えた時、何よりも専門性を持つことが強く求められるという認識を私たちは持っています。それはいかなる分野であっても専門性をもつことで際立った存在になることができ、専門性を持つグローバルなネットワークにつながる可能性が飛躍的に高まると考えています。言うまでもなく、深い専門性は一朝一夕に獲得できるものではありません。従って、高等教育の前段階である中学、高校においては、専門性に繋がるプロセスを重視した学びの体系が求められると考えました。
 生徒には、自分の好きなことを大切にすること、将来への夢を持ち続けることを日頃より強調しています。誰しもが秀でた能力をもち、誰しもが好きなことを持っています。それを見つけ支えていくというのが私たちの役割と考えました。それがコース制です。幸い、昨年、今年とコース制の意義を十分理解した上で多くの生徒が本校を目指してくれました。才能ある個性的な生徒ばかりです。私たちはそのことに手ごたえを感じています。
 コース制はアドバンストサイエンス/理数キャリア、グローバルスタディーズ/国際教養、スポーツサイエンス/スポーツ科学から成ります。本校はスーパーサイエンスハイスクール(SSH)とスーパーグローバルハイスクール(SGH)アソシエイトの指定を受けていますが、それらのプログラムを通して蓄積した教育力を全てのコースに投入することで、生徒の潜在能力を掘り起こしていきます。例えば、SSHプログラムでは探究学習と発表力養成を重点的に進めてまいりましたが、そこで得られた知見は全てのコースに生かされます。私たちは常にグローバルキャリアを強く意識していますので、アドバンストサイエンス、スポーツサイエンスにおいても、当然のこととして英語学習は重視されます。
 中学、高校で得られた学びや経験は将来において必ずいきてきます。日常の学校生活を通して良好な人間関係を作ることや規律ある生活を送ることは学びと不可分です。むしろ学びの前提になると考えています。その上で、いかなる場面においても、自律的に学ぶことを生徒に求めていきます。私たちは、グローバル社会で受動的に生きていくためではなく、多様性を尊重する確かなグローバル社会を高度な専門性を持ってデザインできる人材を育成していきたいと考えています。

 

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中高一貫部校長
水上 茂

中高一貫部校長就任にあたって


 今年で創立93年を迎える本校は、創設者島田依史子先生が掲げた「誠実・勤勉・仁愛」の校訓のもと「女性の自立」を教育目標に社会に貢献する人材を輩出することを目標にしてまいりました。こんにちの共生社会においても、校訓の精神が、誰にでも求められる資質であることに変わりありません。本校では、生徒一人一人が、時代の要請に応えられる事、普遍的・伝統的なものにも価値を見出せる事など、単に数字では表すことの出来ない事を大切にしてまいります。
 グローバル化の名の下に、目まぐるしく環境が変化する中、現代の社会では戦後70年以上過ぎた今も様々な問題が山積しております。次の世代を生きる子供達には、問題を提起し、その問題にどのように取り組み、それを解決し、どのように世界に示していけるかが問われています。このような時代の動向を踏まえながら、本校では3つのコースを設け、教育活動を展開しております。この取り組みは、文部科学省より「ス-パーサイエンスハイスクール(SSH)」、「スーパーグローバルハイスクール(SGH)アソシエイト」の両指定という形に結実いたしました。
 今後とも中高6年間の様々な取り組みを通し、一人一人の個性を大切に多様性を重んじる思いやりの心を育み、それをすべての基として「思考・判断・表現」できる生徒を世に送り出したいと考えております。

 

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高等部校長
清水 直樹

3コース制のさらなる推進へ


 本校は、グローバル化が急速に進む今後の社会を見据えた教育改革に挑戦し、その一つ一つを着実に実行してきました。2012年に「スーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)」の指定を受けることができましたが、これは都内女子校では初めてのことです。2015年には、さらに「スーパー・グローバル・ハイスクール・アソシエイト(SGH)」の指定を受けることができ、全国でも29校しかないSSHとSGHのダブル指定校となりました。校舎のバリアフリー化を進めると共に、新しい学びの形を創出するための「アクティブラーニングスタジオ」を設置するなど、施設の充実にも取り組みました。また、従来の中学校舎を「進学棟」として高校3年生のみの校舎とすることで、生徒たちの多様な進路目標をサポートしていく体制を強化し、進学実績も年々上昇しています。中学1年生から高校2年生までが一体化して本部棟で学ぶこととなり、中高一貫教育の体制もますます強化されました。2010年から開始された「国際塾」では、英語運用能力を高める講座が年間を通して展開され、英語力を高めるのはもちろんのこと、海外大学へ進学する生徒も少しずつですが増えてきました。本校では部活動も盛んです。この部活動を通して成長する生徒も多いため、さらにその教育効果を高めようと、バレーボール、サッカー、ソフトテニス、新体操をはじめとした多くの部活動を学校指定部として、「スポ学」という文武両道の理念を各顧問が共有するなど指導体制を整えてきました。
 こういったさまざまな教育改革をベースとして、2015年から、中学高校ともに「グローバルスタディーズ / 国際教養」「アドバンストサイエンス / 理数キャリア」「スポーツサイエンス /スポーツ科学」の新しい3つのコースが始動しました。この3つの新たな学びのステージをさらに発展させていくことはもちろんですが、停まることなく急速に変化していく現代社会の中で、どんな力が必要とされているのかを見極め、新たな改革を推し進めていくことが、私に課せられた使命であると思っております。
 文京学院は本年度で創立93年目となります。創立者島田依史子先生が掲げた「自立と共生」の建学の精神と「誠実・勤勉・仁愛」の校訓を、日々の教育活動に具現化していきながら、卒業生、保護者、教職員をはじめとする学園を支えてこられた多くの関係者の皆さまが守ってこられた伝統を受け継ぎ、次世代にしっかりと継承していくことも大切な使命の一つと思っております。7年後の100周年を迎える時に、さらに発展した文京学院の姿を見ていただけるように、私の座右の銘でもある「人事を盡して天命を待つ」に倣い、誠心誠意、人事を盡して教育活動に取り組んでまいります。

 

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