文京学院とは

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Bunkyo Blog トピックス

文京学院とは

文京学院大学女子中学校 高等学校は、東京都文京区の女子中高一貫教育校。英語・理数教育、クラブ活動に実績がある。国際交流プログラムでグローバルな人材を育む。文部科学省「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」指定校。

明治維新や関東大震災など、日本に大きな出来事があった時期に女子校は設立されています。時代が動く時こそ、女性の力に注目が集まります。震災で一家の働き手を失って、路頭に迷う女性たちの手に職を、と創立者島田依史子が学校を創立したのは22歳の時。「時代の行く手を読み取る」創立者が目指した教育の原点を、文京学院はこれからも継承していきます。

育成する生徒像

自尊心を持ち、自らの目標を実現するために積極的に行動する生徒

皆さんは、一人ひとり、この世に一人しかいない大切な存在です。自分の良いところを見つけ、大切にしてください。そして、自分の良いところを十分生かして、どんな大人になりたいか、考えてください。そのためには、難しく見えることにも進んでチャレンジしましょう。たとえ挫折や失敗があっても、人はそこからもっとも学び、成長するのです。

多様性を楽しみ、他者に対して気配り豊かで礼儀正しくあれる生徒

自分が唯一無二の存在であるように、他の人もみんな、この世に一人しかいない大切な存在です。自他の違いをおおらかに受け止め、協力しあうことの楽しさを経験して下さい。「他者」とは身近な人から見知らぬ他人、自然界の動植物、私たちの生活を支えている多くのものまでを含みます。それらの存在に感謝し、気配り豊かで礼儀正しく接する人になりましょう。

探究・思考・議論によって鍛えられた内容を、日本語と英語によって発信する力のある生徒

勉強とは知識や技能を教わるだけでなく、よく研究し、深く考え、そしてさらに他者と意見を交換することによって、自らの学びを鍛えなおすことです。自分の知識、考えを、的確に相手に伝える力、相手の言葉を偏見なく正しく受け止める力は、社会において能力を最大限に生かすための基礎となります。国際社会を生きていくみなさんは、母国語の他に英語でもこのことができるように、2つの言語で表現する力と姿勢を育てましょう。

 

 

教育ビジョン「BUNKYO 100」

驚異的な進歩を遂げる科学技術、ますます加速するグローバル化 ―― この21世紀を自分らしく生き抜いていくために、何を学び、どのような力をつけるべきなのか。そのための指針が「BUNKYO 100」という本校のビジョンです。

自立した学習者の育成

コース制を基にした探究型学習のサイクルのなかで、「課題発見力」「仮説検証力」「論理的思考力」「発信力」という探究力を養成します。教科学習で学んだ知識や技能を、探究活動の中で自発的に活用して学びを深めていきます。ICTも積極的に活用することで、新たな学びを創造し、明確な答えのない課題にも主体的・協働的に取り組んでいける自立した学習者を育成します。 

世界標準の学力と人間力

驚異的な進歩を遂げる科学技術、ますます加速するグローバル化。この21世紀を生き抜いていくための「思考力・判断力・表現力」と「学びに向かう力・人間性」を兼ね備えた「ジェネリックスキル」を育むと同時に、英語4技能をそなえた圧倒的な英語力を育成します。「国際塾」に加えて、インターナショナルスクール・国際バカロレア(IB)校と連携することで、日常的に英語を活用する機会と国際的な視野や多様性を学ぶことができる環境をつくり、グローバルリーダーを育成します。

日本型教育の継承と発信

本校の伝統教育を通して身につく資質を大切に育成するとともに、世界で評価されている「礼儀・清掃活動・食育・部活動」といった日本型教育を推進していくことで、人としての品位・規律意識・自他を尊重する姿勢・物事に対する情熱といった人間教育を進め、世界に向けても積極的に発信していくことに取り組んでいます。

人生100年時代の永久サポート校

本校は、社会から求められる女性のキャリアを生涯にわたって応援していきます。卒業した後も、在校生と卒業生がずっと繋がっていくことのできる絆を大切にしています。

 

 

Bunkyo Blog

中学校:「第75回 卒業証書授与式」

03月

23日

2023

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桜も咲き始めた3月19日、併設大学構内の「仁愛ホール」に於いて、75回目となる中学校の「卒業証書授与式」が挙行されました。

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先日卒業した高校3年生同様に、新型コロナウイルスの影響により様々な場面で我慢を強いられた中学3年生ですが、その表情は晴れ晴れとしたものでした。この1年は、修学旅行や「クリスマスコンサート」など、少しずつ「日常」が戻ってきたということもあります。しかしそれ以上に、学年代表の言葉を借りれば、「他者に対する寛容性、何事も楽しもうとする積極性が高い学年」だったため、コロナ禍でも充実した中学校生活が送れたのが、その表情の最大の理由だったのではないでしょうか。

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充実感と共に高等学校に進級することができた卒業生。4月からも明るい表情で新生活を迎えてくれることでしょう。

卒業生代表「感謝の言葉」

厳しかった冬もようやく過ぎ去り、桜も咲き始める季節となりました。本日は私たちのためにこのような心のこもった式を挙行して頂き有り難うございます。ご多忙の中、ご出席下さいましたご来賓の皆様、校長先生をはじめとする諸先生方、保護者の皆様、卒業生一同、心より御礼申し上げます。皆様から頂いた数々のお祝いや激励のお言葉を胸に、本日、私たちは文京学院大学女子中学校を卒業致します。

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振り返れば、私たちの中学校生活はコロナと共にありました。新しい出会いに心弾ませながらこの「仁愛ホール」で迎えるはずだった入学式。当時は未知のウイルスであったコロナの蔓延により中止となり、動画での配信でした。その後もすぐには学校に登校することはできず、リモートで担任の先生と面談をしたり、授業は先生が説明されている動画を一人で観て課題を解いていました。そして登校できるようになったのは夏服の季節でした。やっと制服を着て学校に行けると嬉しく思いましたが、クラス半分ずつ1日おきの登校で、全員で通えるようになるまで少し時間がかかりました。例年ならば入学後すぐに宿泊行事があり、そこで友だちと仲良くなると聞いていたので、顔を合わせたと同時に普通の学校生活が始まることには不安がありました。今では考えられないほど皆おとなしく、静かだったことを覚えています。行事という行事は中止になり、1年生でできた唯一の行事は「文女祭」でした。この文女祭も例年とは違い、規模が縮小され、華やかなイメージがあった学園祭とは程遠いものでした。後期の途中からは給食を食べられるようになり、あっという間に2年生なりました。

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新入生を迎えるといっても部活動以外に他学年との関わりがなかったため、上級生としてどのように振る舞ったらいいのか分かりませんでした。1年生のときと生活が大きく変わることはなく、このまま2年生も終わってしまうのかと思いましたが、形を変えながら行事を少しずつ再開できた学年でもありました。「都電の旅」に行くこともできました。自分たちでコースを考え、「渋沢栄一博物館」に行ったり、「都電もなか」を買ったり、友だちと過ごす中で初めてのことの連続で、とても楽しかったです。「合唱コンクール」は「クリスマスコンサート」として行うことができました。ギターに挑戦したり、盛り上がるけれども難しい曲を演奏したりしました。先輩方の息の合った演奏や迫力のあるボディパーカッションのパフォーマンスを目の当たりにし、「来年からは私たちが中学校を引っ張っていく番になるのだ」と気付かされました。

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そして3年生。新しい学年が始まってすぐに修学旅行に行くことができました。一から行動計画を立てるのはとても大変でしたが、旅行前からとても楽しみで、期待に胸が膨らんでいたことを覚えています。今まで行事ができなかった私たちのために「ユニバーサルスタジオ・ジャパン」に行く行程を考えて下さった先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。皆と過ごす2泊3日は楽しくて楽しくて、あっという間に過ぎていきました。盛りだくさんの内容でしたが、修学旅行を通して集団生活を送る上での大切なことを学びました。3年生にして初めてできた体育祭はとても新鮮でした。集団演技のダンスはぎりぎりまで振りの確認をし合いました。踊っている間、先輩方(高校生)からの歓声のおかげで緊張もほぐれ、素晴らしい演技をすることができました。ブロック優勝は叶いませんでしたが、それぞれの競技で皆と一致団結することができました。体育祭を通して、助け合うことの大切さを改めて実感しました。文女祭では学習発表に加え、新たな試みに挑戦することができました。係の当番を全学年を交えて行ったことで、学年を越えて一緒に文女祭に臨むことができたと思っています。4年ぶりに開催された伝統ある「創作ダンス発表会」。私たちは映像でしか見たことがありませんでした。ダンスの練習はとても大変で、先生からの「ダメ出し」をたくさん受け、朝や休み時間、放課後、試験休みを使い、同じグループのメンバーと試行錯誤しながら最高の作品を作り上げるために練習を重ねました。皆で知恵を出し合い、何度も挑戦することの大切さを経験しました。

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このように振り返ってみると、コロナ禍が私たちにもたらしたものは悪いことばかりではありません。今までと同じ事ができなことで、新しいものを生み出す力が少しついたり、今まで以上に自分たちとは違うものを受け入れ、多様性を認められるようになったと思います。当たり前が当たり前ではなくなってしまうことを経験し、以前と同じに戻すのではなく、これからどうしたらいいのかを否応なく考えさせられ、たくましく成長させてもらった3年間でもありました。このような厳しい時期を、この文京学院大学女子中学校で先生方や仲間たちと過ごせたことができ、とても幸せです。

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同級生の皆さん、たくさん話して、たくさん笑って、勉強を教え合ったり、色々なことを一緒に経験しました。困難を乗り越えられたのは、皆がいつもそばにいてくれて支えてくれたからです。そして、笑顔で卒業を迎えられたのも皆と一緒だからです。今となっては大変だったことや厳しかったこともすべてが宝物です。これからもお互いに切磋琢磨しながら頑張りましょう。3年間ありがとう。そして3年間お世話になった先生方。分からないことがたくさんあった私たちにいつも優しく適切なアドバイスを下さり、良き方向へと導いて下さいました。3年間行事があまりできなかったことから、1つでも多くの思い出が残りようにと、できることは何か考え、様々な行事を企画して下さいました。どれも心に深く残る素敵な思い出となりました。本当に有り難うございました。

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最後に家族の皆様。私たちは今日で義務教育の修了を迎えます。「お年頃の」女子のため、言われたことを聞かず反抗したこともたくさんありましたが、それでもどんなときもそばにいて、話を聞いてくれて有り難うございました。高校生になったら自分の力で解決していくことが増えていきますが、これからもどうぞ温かく見守っていてください。

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こうして3年間を振り返っていると、たくさんの人の支えがあったからこそ充実した学校生活を送ることができたのだと気付かされます。これからもご指導よろしくお願いいたします。4月から新たな生活が始まります。この3年間の経験を活かし、「誠実・勤勉・仁愛」の精神を胸にそれぞれの目標に向かってこれからも前に進んでいきます。応援よろしくお願いいたします。
最後になりましたが、卒業生を代表し、もう一度心から感謝の言葉を申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。

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「高校バレー部『春高』出場の秘訣」(学院長・理事長:島田 昌和)

03月

22日

2023

だいぶ時間が経ってしまいましたが、年明けの“春高”バレーに出場し、久しぶりの勝利をあげた高校バレー部の3年生3人に話を聞きました。(取材日は2月20日です)

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Q1. 東京都最終予選を含めて苦しい試合が続きましたが、選手としてはどうでしたか?

A1. 私たちは相手チームより明らかに劣るので常に挑む気持ちで戦っていました。劣勢になっても、それが当たり前くらいに考えていたので変わらず戦うことが出来ました。
A2. 監督から「このチームはAもBもなく、プランCで行くぞ、Cというのは死に物狂いで戦うということだ、それしかないだろう!」と言われ、本当にその通りと思ってましたのですべての力を出し切る事だけを考えていました。

こんな答えが返ってきました。彼女たちの言うとおり、相手チームは身長でも戦歴でもまさる強豪ばかり。気持ちで上回る、気持ちでは相手より上、と思い続けることが見事に出来たわけです。

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Q2. そんな強豪チームへの対策を監督はどう指示してくれたの?

A. 自分たちで相手チームのビデオを見て、相手の強みや弱点を頭に入れて、練習でその対策を選手同士で出し合って、いろんな対策を繰り返し練習していました。練習メニューも自分たちで立てて、それを監督が認めてくださって選手中心にやっていました。選手だけのミーティングもまったくやっていません、全部練習中のコートの中の会話でおこないました。

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Q3. お互いの声かけや試合中の笑顔など明るさが印象的なんですが。

A. それは意識的に心がけていました。3年生が率先して声を出して、スパイクが決まったときは少し大げさに笑顔にしていました。チームの雰囲気をよくして波に乗せたいと思っていました。

Q4. そうそう、バレーボール雑誌のチーム紹介の集合写真がどのチームよりも笑顔で、かわいいポーズをみんな取ってて驚いたんだけど、君たちの要望だったの?

A. 監督が選んでくれました。天野先生には中学生の時にはずーっと怒られてばかりだったんですが、今年再び、指導を受けて私たちのやりたいようにやらせてくれて、ノビノビプレーすることが出来ました。心から感謝しています。

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ここまで読まれた皆さん、どうお感じですか?私自身驚かされる答えの連続でした。激戦区東京にあって身長でも技量でも足りないとこだらけのチームで、まさに苦しいことの連続だったと思います。それをどうやったら克服できるか、自分たちで考え、自分たちで行動し、まさに死に物狂いの粘りを見せてつかみ取った成果でした。見ているこちらからすると苦しい試合展開ばかりでしたが、選手たちは春高の大舞台は、まさに憧れの場所であり、楽しくてしかたなかった、バレーをやってきてよかったと思える瞬間でした、と満面の笑みでした。

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最後に短い動画メッセージを収録しました。私がこんな感じでふるからね、だけ言って、あらかじめセリフを用意することもなく、リハーサルもせずの一発録りです。やり遂げた人だけが表現できる自信に満ちあふれた力強い言葉がよどみなく出てきます。人一倍の努力をする、誠実に向き合う、仲間を大事にする文京学院の象徴とも言える中高のバレーボール部のメンバー。卒業生は胸を張って次のステージへ進んで下さい。次のチームメンバーはこの誇らしい先輩が作り上げてくれた新しい伝統をぜひとも継承してください。フレー、フレー文京!フレーフレーバレー部!貴重な話をいっぱい聞かせてくれてほんとうにありがとう。

(学院長・理事長:島田 昌和)

2022年度「学院長メッセージ」バックナンバー

学院長メッセージ」(4月6日)
ペン習字600枚」(5月2日)
中学3年生の関西修学旅行」(5月16日)
芸術鑑賞会:劇団四季『アラジン』の壮大なロマン」(6月6日)
保護者"役員"さんとのトーク」(6月20日)

ICT活用授業”潜入”」(7月1日)
Atlantic Pacific Japan サマーキャンプの視察、その背景とは?(8月19日)
刺激いっぱいの高校生マレーシア訪問」(10月14日)
学園祭直前の意気込み」(10月25日)
中高学園祭・突撃取材」(11月14日)

中高学園祭・突撃取材」(11月14日)
研究成果報告でのやりとり」(12月14日)

 

 

「現役中高生によるオンライン学校説明会」

03月

15日

2023

「第5回 現役中高生によるオンライン合同説明会 in東京エリア」に本校も参加します。

これは2020年に始まった現役中高校生がゼロから作り上げる全く新しいオンライン学校説明会で、全17校が参加します。中高生が自分たちの言葉で学校の魅力を語ります。

詳細および参加のお申し込みは、「学校PR部」HPからお願いします。

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