Bunkyo Blog
文京学院での生活をお知らせします
「高校バレー部『春高』出場の秘訣」(学院長・理事長:島田 昌和)
03月
22日
2023
だいぶ時間が経ってしまいましたが、年明けの“春高”バレーに出場し、久しぶりの勝利をあげた高校バレー部の3年生3人に話を聞きました。(取材日は2月20日です)
Q1. 東京都最終予選を含めて苦しい試合が続きましたが、選手としてはどうでしたか?
A1. 私たちは相手チームより明らかに劣るので常に挑む気持ちで戦っていました。劣勢になっても、それが当たり前くらいに考えていたので変わらず戦うことが出来ました。
A2. 監督から「このチームはAもBもなく、プランCで行くぞ、Cというのは死に物狂いで戦うということだ、それしかないだろう!」と言われ、本当にその通りと思ってましたのですべての力を出し切る事だけを考えていました。
こんな答えが返ってきました。彼女たちの言うとおり、相手チームは身長でも戦歴でもまさる強豪ばかり。気持ちで上回る、気持ちでは相手より上、と思い続けることが見事に出来たわけです。
Q2. そんな強豪チームへの対策を監督はどう指示してくれたの?
A. 自分たちで相手チームのビデオを見て、相手の強みや弱点を頭に入れて、練習でその対策を選手同士で出し合って、いろんな対策を繰り返し練習していました。練習メニューも自分たちで立てて、それを監督が認めてくださって選手中心にやっていました。選手だけのミーティングもまったくやっていません、全部練習中のコートの中の会話でおこないました。
Q3. お互いの声かけや試合中の笑顔など明るさが印象的なんですが。
A. それは意識的に心がけていました。3年生が率先して声を出して、スパイクが決まったときは少し大げさに笑顔にしていました。チームの雰囲気をよくして波に乗せたいと思っていました。
Q4. そうそう、バレーボール雑誌のチーム紹介の集合写真がどのチームよりも笑顔で、かわいいポーズをみんな取ってて驚いたんだけど、君たちの要望だったの?
A. 監督が選んでくれました。天野先生には中学生の時にはずーっと怒られてばかりだったんですが、今年再び、指導を受けて私たちのやりたいようにやらせてくれて、ノビノビプレーすることが出来ました。心から感謝しています。
ここまで読まれた皆さん、どうお感じですか?私自身驚かされる答えの連続でした。激戦区東京にあって身長でも技量でも足りないとこだらけのチームで、まさに苦しいことの連続だったと思います。それをどうやったら克服できるか、自分たちで考え、自分たちで行動し、まさに死に物狂いの粘りを見せてつかみ取った成果でした。見ているこちらからすると苦しい試合展開ばかりでしたが、選手たちは春高の大舞台は、まさに憧れの場所であり、楽しくてしかたなかった、バレーをやってきてよかったと思える瞬間でした、と満面の笑みでした。
最後に短い動画メッセージを収録しました。私がこんな感じでふるからね、だけ言って、あらかじめセリフを用意することもなく、リハーサルもせずの一発録りです。やり遂げた人だけが表現できる自信に満ちあふれた力強い言葉がよどみなく出てきます。人一倍の努力をする、誠実に向き合う、仲間を大事にする文京学院の象徴とも言える中高のバレーボール部のメンバー。卒業生は胸を張って次のステージへ進んで下さい。次のチームメンバーはこの誇らしい先輩が作り上げてくれた新しい伝統をぜひとも継承してください。フレー、フレー文京!フレーフレーバレー部!貴重な話をいっぱい聞かせてくれてほんとうにありがとう。
(学院長・理事長:島田 昌和)
2022年度「学院長メッセージ」バックナンバー
■「学院長メッセージ」(4月6日)
■「ペン習字600枚」(5月2日)
■「中学3年生の関西修学旅行」(5月16日)
■「芸術鑑賞会:劇団四季『アラジン』の壮大なロマン」(6月6日)
■「保護者"役員"さんとのトーク」(6月20日)
■「ICT活用授業”潜入”」(7月1日)
■「Atlantic Pacific Japan サマーキャンプの視察、その背景とは?」(8月19日)
■「刺激いっぱいの高校生マレーシア訪問」(10月14日)
■「学園祭直前の意気込み」(10月25日)
■「中高学園祭・突撃取材」(11月14日))
■「中高学園祭・突撃取材」(11月14日)
■「研究成果報告でのやりとり」(12月14日)
「現役中高生によるオンライン学校説明会」
03月
15日
2023
「第5回 現役中高生によるオンライン合同説明会 in東京エリア」に本校も参加します。
これは2020年に始まった現役中高校生がゼロから作り上げる全く新しいオンライン学校説明会で、全17校が参加します。中高生が自分たちの言葉で学校の魅力を語ります。
詳細および参加のお申し込みは、「学校PR部」HPからお願いします。
高等学校:「第75回 卒業証書授与式」
03月
10日
2023
3月8日、併設大学(文京学院大学)本郷キャンパス構内の「仁愛ホール」に於いて、75回目となる高等学校の「卒業証書授与式」が挙行されました。卒業生の晴れの舞台に相応しく、春を感じさせる暖かな陽気に恵まれました。
新型コロナウイルスの影響で、入学直後から様々な制限を強いられた卒業生ですが、そうした環境下でも高等学校での思い出は貴重なものです。会場のあらゆるところで、充実感とともに感慨深そうな表情が見られました。
式後、後援会の皆様が主催してくださった「感謝の気持ちを伝える会」が催されました。学年の教員一人ひとりに、花束と温かいお言葉が送られると、会場からは大きな拍手が送られます。
3年間学年代表を務めた教員から、最後の挨拶。「(文京学院は)『ホームグラウンド』です。いつでも戻って来て、みんなの話を聞かせてください」という言葉を聞いた卒業生の表情は、どこか安堵したようにも見えました。
卒業生の皆さん、大変な3年間だったと思います。ある歌に「膝を大きく曲げた分だけ高くジャンプできる」という旨の歌詞がありました。今後、皆さんが高く、高く飛躍する姿を、教職員一同ずっと見守っていきたいと思います。卒業、おめでとう。